ども、男前男とサヨナラする岡田達也です。

 

 

 

 

 

『世襲戦隊カゾクマンⅢ』

本日、14時開演

パティオ池鯉鮒(知立文化会館)

かきつばたホールにてツアーファイナル。

 

別の言い方をするなら「大千穐楽」。

 

 *

 

豆知識。

 

演劇の世界では

「千秋楽」ではなく

「千穐楽」と表記されることが多い。

 

これは

「秋」という文字には「火」という文字が使われているのでちょっと避けたい

というのに対し

「穐」という文字には「亀」という縁起の良い文字が使われているので好まれる

といった理由があるそうで。

 

もちろん、どちらうぃ使っても間違いではないけど

ちょっと演劇人ぶってみたい僕は「千穐楽」という文字を使いたがる。

 

それと。

 

読み方は

「だいせんしゅうらく」ではなく

「おおせんしゅうらく」というのが正しいです。

略して「おおらく」なんて言ったりもします。

 

 

何の役にも立たない豆知識ですが

知ってると通っぽい感じがしますね。

 

よかったら覚えておいてくださいませ。

 

 

 * * *

 

 

演劇界の格言

 

「稽古は本番のように、本番は稽古のように」

「初日は千穐楽のように、千穐楽は初日のように」

 

この2つは僕の大好きな言葉。

 

受け取り方は人それぞれで良いと思うけど

要は

“その心持でやりなさい”

ということ。

 

まぁ

“初日を千穐楽のように”

というのはちょっと難しい気もするけど

(だって、初日はいろんな緊張があるので、これが最後なんて思ってる余裕すらないですから)

 

その逆である

“千穐楽は初日のつもりで”

というのは大いに有りだと思う。

 

 *

 

お芝居は常に変化していく。

 

変えようと思って変わる部分と

(つまり確信犯で)

 

時間の経過によって自然に変わっていく部分と

(つまり無意識のうちに)

 

この2種類がある。

 

同じ芝居でも

初日と千穐楽では

まったくの別物に変化していることだって多々ある。

 

それは「良い」「悪い」ではなく

絶対にそうなるものだ。

 

 

この『世襲戦隊カゾクマンⅢ』もそう。

 

東京で幕を開けたのが7月4日。

それから一ヶ月以上も経っている。

当然、色んな部分が変化してきた。

 

それは観ていて本当に面白い。

 

ただ

 

それと同時に慣れてしまっている部分もある。

 

それを

どれだけ捨てされるか?

 

初日のように

ビビッドに

客席との呼吸を計り続けて

 

そんな最後にしたい。

 

 

今日は

『カゾクマンⅢ』の大千穐楽というだけでなく

『カゾクマン』シリーズの最終回でもあるし

 

5年分の思いを込めて

悔いが残らないよう

精一杯で

 

「千穐楽は初日のように」

 

いってきます。

 

 

 

 

 

では、また。

 

 

 

オマケ

捕れたての魚を演じる

自称「浜田山の吉永小百合」