ども、思い通りの夢が見てみたい岡田達也です。

 

 

 

 

 

昨日の夜

北野武監督の『アウトレイジ』を観た。

 

そのせいだろうか?

 

いや、それ以外は考えられない。

 

とんでもない夢を見た。

 

昔からそうだが……

僕の夢はセンスが悪い。

 

 

もしも「夢は深層心理の現れ」というのが事実なら

今朝の夢は何を表現しているのだろう?

 

 *

 

主演 岡田達也

 

助演 三浦友和

 

 *

 

自転車が欲しかった僕は、両親におねだりしていた。

 

 

その自転車とは

昭和52年に登場した

若き三浦友和氏が宣伝していた『ナショナルの自転車』だった。

 

 

今は見かけなくなったセミドロップハンドル

車を意識したツインのヘッドライト

そして何より

ハンドルとサドルを結んだところに設置された6段変速のシフトレバー

 

もはやスーパーカーと言っていい。

 

スーパーカーに、スーパー男前がまたがっているのだから

そりゃ日本中の子供がメロメロになって当たり前だ。
 

当時の男の子たちは、みんなみんな親にねだったものだ。

そして“裕福な家の子だけ”がこの自転車を手に入れることができた。

 

 

夢に戻ろう。

 

僕は必死で自転車が欲しいことを訴えた。

 

ただし。

夢の中の自分は、ここで不条理も理解していた。

 

……なぜ50歳を過ぎた僕は両親におねだりしてるんだろう?

……母・秀子さんはもう亡くなってるのに、なぜ目の前にいるんだろう?

 

だが、夢とはそういうものらしい。

シュールさを抱えたまま話は進んでいく。

 

両親は「うん」と言ってくれなかった。

 

いじけた僕は家を出た。

 

と。

眼の前に憧れの自転車が置いてあった。

 

あの

セミドロップハンドルの

変速機が付いた

三浦友和が宣伝していた

あの

ナショナルの自転車が

 

あぁ

ダメだ

またがってはダメだ

僕のものじゃないんだから……

 

そう思いながらも体は止まらず

僕はその自転車にまたがってしまった。

 

そして

ペダルに足をかけて走り出そうとしたその時ーー

 

「おい」

 

後ろから声が聞こえた。

 

振り返ると『アウトレイジ』に出ていた三浦友和が立っていた。

 

彼は

映画の中で

北村総一朗に対してそうしたのと

まったく同じ動きで

僕に向かって拳銃を向けた。

 

「ちょ、ちょ、ちょっとーー」

 

僕は弁解しようとした。

 

 

彼は無言のまま

僕に向かって

拳銃をぶっ放した

 

 *

 

「あぁっ!」

 

ここで目が覚めた。

ついでに声も出た。

 

そりゃ目も覚めれば声も出るだろ。

 

なんてイヤな夢なんだ。

 

 

昨夜、映画を観たから影響されたのはまだわかる。

 

だけど

なんでこんなストーリーなんだ?

 

僕は本当にセンスが悪い。

 

 

どうすれば思い通りの夢が観られるのだろう?

一度くらい経験してみたいものだ。

 

 

 

 

では、また。