ども、17歳の岡田達也です。
今、鳥取の実家で
『U18プロジェクト』の台本を読んだり
風邪をひいた父・隆夫さんのためにおにぎりを作ったり
鳥取のお店をパトロールしたり
東京に比べて10倍はシビアなゴミの分別に頭を悩ませたり
昔の荷物を整理したり
自分が住んでいた部屋をより住みやすいようにリフォームしたり
……と、忙しい日々を送っている。
と。
机の中からこんな物が出てきた。
(A2-7は 「architecture(建築) 2年生 出席番号7番 という意味です)
恥ずかしながら、これらは、僕が鳥取工業高校建築家2年生のときの作品だ。
オリジナルの設計図
平面図と立面図
ブルッ
ブルブルブルッ
ブルブルブルブルブルッ
ふ、震えが止まらない……
は、恥ずかしすぎる……
穴があったら入りたい
を通り越して
自分でドラム缶に飛び込んで、誰かにコンクリートを流し込んでもらい、日本海に捨ててもらいたい
そんな気分だ。
なんだけど。
17歳の僕が一生懸命描いてることはわかる。
それが明確に思い出される。
僕は入学して1ヶ月で自分の才能の無さに気付き
(他の生徒との製図の画力が違いすぎて打ちのめされたため)
「こりゃ、建築家としての道は無いな……。残りの3年間をどうやって過ごそうか?」
と、そんなことを考えていたにも関わらず、それでも真面目に図面を描いていたらしい。
大の苦手だった「製図文字」まで駆使して。
涙がちょちょぎれそうだ……
*
あぁ
17歳の自分よ
おまえの未来は
はるか想像を超えて、とんでもない人生を歩むことになるのだ
「驚くなかれ」なんて言えない
大いに驚くがいい
腰を抜かすがいい
設計技師でもなく
阪急電車の運転手でもなく
母・秀子さんが望んだ地方公務員でもなく
飲み屋の主人でもなく
お好み焼き屋のマスターでもなく
まったく興味のない世界に首を突っ込み、それを生業にしてしまった
おまえは
家の設計図は描けても
人生の設計図は描けなかったんだな
あぁ
17歳の自分よ
それでも悲観することはないぞ
ハチャメチャな人生だけどけっこう楽しいよ
ん?
大丈夫だ
図面を描いた経験が、今、部屋のリフォームに繋がっているから心配するな
人生に無駄は無いのだよ
*
あ~、恥ずかしい
やっぱり載せるんじゃなかったかなぁ
建築専門の方
どうか笑ってやってください
そうしたら救われますので
では、また。
追伸
昨日、父を病院に連れて行ったところ「ただの風邪」と診断されました。
熱もありません。
もうほとんど回復しています。
ご心配いただいたみなさん、ありがとうございました。