ども、いつまでも元気でありたい岡田達也です。

 

 

 

『アトムが来た日』

残すところあと2日、3ステージ。

毎ステージ、パンパンのパンパンの超満員。

本当にありがたいことです。

 

 *

 

昨日、演出の詩森ろばさんに

「カンバラさん(僕の役名)が元気だと芝居が面白いんですよ」

と発破をかけられた。

つまりは「元気でやってくれよ」ということだ。

 

カンバラさんは日本の原子力発電に尽力した実在の方。

参考文献を読むと、原子力に夢と希望を抱いて突っ走っていた方のようで

舞台上で「明るく、元気な存在」であってほしいというのは最もだ。

 

もちろん毎ステージごとに多少の誤差はあるかもしれないが

本人は一貫して元気に演じているつもりなので

さらにパワーアップしてそれがきっちりと客席に届けば良いなぁと思う。

 

 *

 

ところで。

「元気な役」というのは「演じてる人間が元気」でなければならない。

 

「……どうした、どうした? 何を突然そんな当たり前のことを言い出すんだ?」

と思うなかれ。

 

人間、日々生きてて

365日24時間、ず~っと元気で居続けられる人はそうそういないだろう。

 

風邪をひけばしんどいし

ケガをすれば痛いし

飲み過ぎれば気持ち悪いし

パチンコで負ければ悔しいし

失恋すれば悲しいし

誰かと意見がぶつかれば腹も立つし

電車のドアが開いて降りようとしているのに先に乗ってくる人がいればイラッとするし

いつだって心身共に万全という状態は少ないんじゃないんだろうか?

 

僕は

1~2年に1度しか風邪をひかないし

足の小指をソファにぶつけてのたうち回るけどそんな大ケガはしないし

二日酔いにはならない体質だし

最近パチンコ打ててないし

32年前の失恋からは立ち直ったし

誰かと意見がぶつかれば即座に相手をドロップキックで吹っ飛ばすし

マナー違反の人がいればラリアットでなぎ倒してしまうし

など

わりと健康で健全な生活を送っているが

(……最後の2つはただの暴力じゃねーか)

 

そんな僕でも、調子が悪かったり、苦しかったりすることはある。

どうしてもある。

そりゃ人間だもの。

 

でも。

本番はやってくる。

待ったなしで必ずやってくる。

 

僕の体調や精神状態に関係なく

僕はお客さんの前で

元気な姿を見せなければいけない。

 

これが、なかなかに、大変なことなんだけど

不思議なもので

無理矢理にでも元気であろうとするってことによって

本当に元気なれたりするものなのだ。

 

……まやかしか?

……自分が単純なだけなのか?

それは今でもわからない。

 

でも、元気で明るい役をもらったら、勝手に心と身体がそうであろうとする。

多分そうでなければできないから。

 

そして、そのおかげで自分自身が救われている部分があるのは事実だ。

 

 *

 

似たような意味で

この日記も

365日、どんなことがあってもバカ話しか書かないことで

苦しい自分を強制的に立ち直らせる力を持っていると言える。

 

きっと僕は

芝居やら、お客さんやら、日記に救われ、生かされているんだと思う。

 

ってことで、今日も元気に行ってきます。

 

 

 

では、また。