ども、昭和43年生まれの岡田達也です。

 

 

 

鳥取県米子市に行ってきた。

 

鳥取県文化振興財団

プロデュース創作公演第4弾

U-18プロジェクト

『動かない電車に乗って』 『ant』 

http://cms.sanin.jp/p/zaidan/5/1/1/2/

こちらのお芝居の顔合わせのため。

 

現地に行って細かい話を聞いて驚いた。

 

この芝居の作者は地元の高校生たち。

鳥取県文化振興財団の方々が

「ただ有名な人を呼んで公演を打つのでは、料金も高くなるのでどうしてもお客さんの年齢層も上がってしまう。でも、それでは一過性のもので終わってしまう。そうではなく、なんとか若者たちのために劇場を有効利用して、次世代に繋がるものができないものか?」

というところから始まったらしい。

 

うん、うん

その発想は素晴らしいと思います

僕のような地元を離れてしまった人間が何かを言う資格は無いけど

でもその考えには激しく賛同します!

 

そして鳥取県で脚本の公募をしたそうだ。

しかも高校演劇部だけでなく、高校生なら誰でもOKということで。

 

 

仕事で脚本を書くのは苦しいらしい。

いや、苦しいなんてもんじゃないそうだ。

僕が知ってる演劇界の作家さんは口を揃えてそう言っていた。

 

 

が。

高校生たちからはたくさんの作品が集まったそうだ。

中には引っ込み思案の子が書いた物もあるらしい。

 

うん、うん

いいよ

とてもいい

だって、それは若いってことの証だ

 

演劇が好きな子も

そうでない子も

本を書くのが好きな子も

引っ込み思案の子も

高校生という、超が付くほど多感な時期に

書きたいこと

(あるいは思ってること、伝えたいこと、聞いてほしいこと、ぶつけたいこと、表現したいこと)

があるってことはとても大事なことだと思う

 

 

そして寄せられた作品の中から5本が選ばれ

それを先生の指導の元、1年かけて(!)リライトし

まずはリーディング公演として上演されて

さらにその中から選ばれた2作品を、本公演としてやることになった

 

……という長い道のりを聞くことができた。

 

そんな本気の地元活性化事業に呼んでもらえるなんて

こりゃ未来の鳥取県知事としては参加するしかない。

 

 

共演者のみんなとお酒で距離を縮めることができないので

(おまえのコミュニケーションはそれしかないのか?)

ズルしないで、正面から17歳たちと向き合ってみようと思う。

 

僕だって17歳を経験してるんだし。

 

みんな、どうかおじさんを怖がらないでね。

 

 *

 

Instagramにも載せたけど、あまりにもキレイだったのでこちらにも載せます。

 

 

 

 

 

では、また。