ども、岡田達也です。

 

 

 

若様組まいる~若様とロマン

顔合わせ&読み合わせが行われた。

 

ここだけの話……

昨日は不安でいっぱいになった。

 

想像してほしい。

不安にかられている50歳を。

小動物のように震えてるおじさんを。

(……そんなに可愛くねーだろ)

 

 *

 

まず「出演者が多い」。

 

本キャストが21人

さらにアンサンブルの子が3人

自分を除いても23人もいる。

そのうち知ってるのは後輩の小多田直樹

共演経験のある原嶋元久、森田洞矢の3人……

ってことは20人の顔と名前を覚えなくてはいけない。

 

無理

絶対に無理

 

初日までに覚えられる気がしない。

ついでに言えば台本も覚えられるかどうか

(……そこは覚えろよ)

 

 *

 

次に「美男美女が多すぎる」。

 

昨日、読みあわせを終えた後

小多田直樹が近寄ってきて僕の耳元で囁いた。

「なんか僕だけ気持ち悪くないですか?」

 

もちろん小多田は自分の容姿のことを言っている。

 

わかる。

そう言いたくなる気持ちもわかる。

それほど若くてイケてる俳優さんが多いのだ。

 

僕は小多田を励ました。

「大丈夫だ、今に始まったことじゃないだろ?」

 

「確かにそうですね」

彼は大いに納得していた。

 

我々は

自分の立ち位置を

これから探さなくてはならない。

 

 *

 

最後に。

今回の座組では最年長になるので

最初の挨拶で貫禄のあるところを見せておこうと思ったのだが

緊張のあまり口が滑ってしまった。

 

「岡田達也です。軽いアル中です。いつでも誘ってください」

 

……やっちまった

……出だしから言葉のチョイスを間違えてしまった

 

そこは普通

「みなさんと力を合わせていきたいです」

とか

「良い作品になるように頑張ります」

じゃないのか?

 

もう化けの皮が剥がれた。

誰に剥がされたわけでもない。

自分で剥いでしまった。

 

 *

 

実に不安要素が多い。

 

これから一つずつ、取り除いていこうと思う。

 

 

 

では、また。