ども、パントマイムを勉強しようかと思った。岡田達也です。
『ギア』を観に行った。
念願だった。
ずっとずっと前
テレビで紹介されていたのを見たとき
「あ、これ、きっと好きなやつ!」
と直感が働いた。
“僕の直感”はよく当り、よく外れる。
(……普通だな)
今回は大当たりだった。
*
『ギア』とは
言葉を用いないで構成されているパフォーマンス。
マジック、ジャグリング、パントマイム、ダンスを
それぞれ専門の一流パフォーマーが演じている。
なんだけど
それは個々に独立したものではなく
あくまでも“一つ物語の歯車”として組み込まれている。
お見事なのだ。
あやうく
「山田くん、座布団持ってきて!」
と言いそうになってしまった。
舞台美術はため息が出そうなくらいだし
そこに映し出されるプロジェクション・マッピングも素敵だし
劇中に起きる仕掛けも楽しいものばかりで
(ネタバレになるからこれ以上は書かないけど)
小さな小さな劇場が
(元は新聞社だったそうです)
古くて、オンボロの、人形を作る工場としての再生感
その作り込みに感服。
*
僕は
マジックもジャグリングもパントマイムもダンスもできないけど
それでも役者としてやってるわけだから
「表現者」という括りでは共通してるわけで。
こんなにしっかりと作り込まれたエンターテイメントを観せられたら(魅せられたら)頭が下がる。
「本当に面白いものを作りたい」
と言葉にするのは簡単だし
意気込むことは誰にでもできるけど
「じゃぁ、どうすれば良いのか?」
を具体的に考える人って意外と少なかったりする。
「お客さんを楽しませる」というのは
どれだけ突き詰めてもキリがないんだろうなぁ
*
『ギア』
とても刺激になりました。
とても勉強になりました。
「小さなシルク・ドゥ・ソレイユ」と命名しました。
京都で、ロングラン中です。
(このロングランのシステムも羨ましい)
興味がある方は是非。
では、また。