ども、極力自分で運転していたい岡田達也です。

 

 

 

大阪に立ち寄ったのはいくつか目的があったが

その一つが高校・大学の同級生に会うため。

 

 

右 鯖田恵儀くん

(通称サバ。昔風に言えばカーキチ。若い頃はキャベツの芯が大好物でハムスター食いしていた。現在は尿酸値が常に8を超えていて僕よりも痛風に怯えている。フルネーム、読めます?)

 

中央 山崎顕司くん

(通称やんさ。高校からの同級生。僕を大阪芸術大学に誘った男。この男がいなければ今の人生になっていなかったと思われる。余談だが乳首の位置が異様に低く、首から下がジャイアント馬場さんにソックリ)

 

左 筆者

(未来の鳥取県知事。現在の尿酸値6.8)

 

 

大雨のために足止めを食らっている僕にアドバイスをくれた。

「電車がダメなら高速バスで帰れ。あっちは動いとるらしいで」

 

うん

鳥取行きのバスがあるのは知っていた

オマケに特急電車より格段に安い

 

だけど……

 

苦手なんだよぅ!

乗り物がよぅ!

酒以上に酔うんだよぅ!

 

車を運転するようになってずいぶんと解消された。

でも、子供の時の「車に対する弱さ」がトラウマになって残ってるのだ。

 

もう30年ほど鳥取⇔大阪便のバスは乗っていない。

 

 *

 

小学生の夏休み、大阪に遊びに行くことになった。

電車は取れなかった。

仕方なくバスで行くことになった。

 

祖母・愛子さんが言った。

「たっちゃん、酔い止め薬を飲みんさい」

 

薬を飲むのは嫌いだが、バスの中でゲロゲロするのはもっと嫌だ。

「……うん」

 

「それからな、道中、ずっと梅干しをなめてなさい」

 

「はっ?」

 

「酔い止めの効果があるらしいで」

 

「……」

 

今は大好きになった梅干しだが、当時は大嫌いだった。

 

想像してほしい。

大阪までの4時間(現在は3時間)の道中、ずっと梅干しを口の中でなめる

それはただの苦行じゃないか

 

僕はおばあちゃんが大好きだったし、仲も良かった。

が、このときだけは抵抗した。

 

「いやだ」

 

「酔ってもええだか?」

 

「それもいやだ」

 

「じゃあなめんさい」

 

「いやだ」

 

「あんあたは! ほんに! いやだいやだ言いまわって! いつからそんな子になっただ?」

 

結局、僕は梅干し作戦を決行しなかった。

これが、おばあちゃんとの唯一のケンカだ。

 

 

どなたか、梅干しが酔い止めになるって聞いたことあります?

 

 *

 

30年振りに乗ったバスは快適だった。

座席もゆったりしていたし

何より道が整備されて、昔は峠をクネクネと走っていたのが

現在はトンネルが開通しほぼ直線で走るので1時間も短縮されていた。

 

サバ、やんさ、ありがとう。

無事に帰れたよ。

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

 

たくさんのコメントありがとうございました。

生活環境は変わりますが、役者を引退するわけではありませんのでご安心を。

ただし県知事に就任したら、二足の草鞋は難しかもしれませんので、そのときに考えます。