ども、カープのピッチャーなら大野投手のフォームが好きな岡田達也です。

 

 

 

スポーツニュースを見ていた。

ホークスの試合は中止だったので、力を入れることもなく、ただボーッと見ていた。

ジャイアンツ対カープのニュースが始まった。

ボーッと見て……

ボーッと……

 

ハッ!

 

ビックリした。

一瞬、三浦剛が投げているのかと錯覚してしまった。

 

『エンジェルボール』

初日に観たユニフォーム姿がどこかに焼き付いてるのだろう。

やっぱり赤いユニフォームってのはインパクトがある。

 

オマケに。

不思議なもので、男子たるもの、ユニフォームを着ると3割増しでカッチョ良く見える。

さらに。

三浦剛の場合、小学生の時から着続けているからフィット感がハンパない。

ついでに。

三浦剛の場合、縦も横も大きいから、よりユニフォーム姿が絵になる。

 

兄貴と同じベイスターズの青も似合いそうな気もするが、赤のユニフォームもよく似合ってる。

 

 *

 

初めて三浦剛とキャッチボールをしたときのことが忘れられない。

 

キャッチボールって、ただでさえ楽しいものだけど

三浦とのやり取りは“もう一つ上”の楽しさがあった。

 

球筋が違う

重さが違う

 

それから。

プロを目指して頑張っていた男の球はどんなものか?

興味津々の僕がキャッチャーになってピッチングを披露してもらった。

 

おおっ……

 

来る

ピタリと来る

構えたミットを動かすことはほぼない

 

おおっ……

 

曲がる

スライダーがククッと曲がる

自分が想像しているのより球2つ分曲がってくる

 

おおっ……

重い

ズドンと重い

良きところで捕らなければ指が痛い

 

全盛期を過ぎて、なおこんな球が投げられるのか

このレベルでもプロには引っ掛からなかったのか

 

「こんなレベルじゃダメです。これくらいならいくらでもいますよ(笑)」

 

そうなのか

やっぱりプロってのはすごいんだな……

 

 

僕はそれから三浦剛にキャッチボールの基本を教わった。

 

ヤツは自他共に認めるおバカさんだ。

キャラメルボックスでは「おバカキング」の称号を与えられている。

 

だが。

キャッチボールを教えてくれる三浦は

実に論理的に

とても丁寧に

何よりもわかりやすく

おバカを微塵も感じさせない知的な人間としてコーチしてくれた。

 

僕のコントロールは針の穴を通し

球速は10km増し

スピンの効いたストレートはホップするようになった

……気がするけど、それは絶対に錯覚だということも知っている。

 

もしも「キャッチボールのコーチ」という職業があるなら、ヤツは年収5千万稼ぐだろう。

 

 *

 

『エンジェルボール』

「野球がわからない人でも楽しんでもらえます」

と言ってきた。

それは本当だ。

 

だけど。

逆に野球を知っている人なら、三浦剛のピッチングフォームにも注目して観てほしい。

 

特に

左脚を下ろし始めてからの

テイクバックからの

キャッチャーに向けていた左手の引きからの

右手のフォロースルーからの

蹴った右足の残った位置

この一連には注目してほしい。

 

……わしゃ、野球解説者か?

 

 

あ~、キャッチボールやりたい。

 

 

 

では、また。