ども、世界に羽ばたくかもしれない岡田達也です。

 

 

 

私はいつだってワールドな舞台で活躍をしたいと思っている。

が、残念ながらまだその機会に恵まれていない。

 

そんな私に代わって

サッカー日本が決勝トーナメント進出を決めた。

 

本当に良かった。

 

試合後のインタビューで西野監督が

「(後半戦の戦術は)本意ではない」

と繰り返していたが

ハイリスクな勝負の世界ではそんな戦い方だってあるだろう。

 

私なんて“自分の人生が本意ではない”し

常に“周囲からブーイングを浴び続けている人間”だ。

 

「負けて勝つ」

大いに結構なことじゃないか。

 

決勝トーナメントでは勝つしか無いわけだから

また違った勝負になるわけだし。

 

頑張って応援しようと思う。

 

 * *

 

小学校6年生のとき。

社会の授業で

「自分の好きな外国を調べて研究発表する」

という課題が出された。

 

これが

僕がワールドを意識した

一番最初の瞬間だったかもしれない。

 

田中先生が一人一人に「どの国が好きか?」を発表させ

それを黒板に書いていく。

 

昭和55年のことだ。

今の時代とは違う。

小学6年生が「好きな国」を問われても

そもそも知っている外国の数自体がたかが知れている。

 

端から順番に発表していく中

圧倒的に支持が多かったのは「中国」

次いで「アメリカ」だった。

あとはせいぜい少数派の「ソビエト連邦」「イギリス」くらいなものだった。

 

そして

同じ国を選択した子同士で調べる、という内容だったので

10人のチームもあれば、5人というところもあった。

 

僕はどこか天の邪鬼なところがあり

多数の中に紛れるのが嫌だった。

 

どこか?

どこか無いだろうか?

誰も選択しない

それでいていい感じに洒落た国は……

 

あ!

そうだ!

 

スイスだ!

スイスにしよう!

 

今の私からは想像できないだろうが

僕は『アルプスの少女ハイジ』が好きだった。

 

アルプスの山並みに憧れがあった。

白パンを食べてみたかった。

ヤギのミルクを飲んでみたかった。

 

僕は「スイス」と答えた。

 

それから数人後

 

なんと

驚くことに

Yさん(♀)が「スイス」と言ってきた。

 

ゲゲッ

もう1人いた……

 

仕方ない

Yさんと2人で調べよう

そう思っていたのだが……

 

全員が発表し終えた後

田中先生が言った。

「1人一回まで、国のチェンジを認めます!」

 

驚くことに

Yさんが真っ先に手を挙げた。

「私、スイスをやめて◯◯にします」

 

エエッ~~~~~!!!!!

エエッ~~~~~!!!!!

エエッ~~~~~!!!!!

 

なんで、なんで?????

スイスが好きなんじゃないの?????

 

ひょっとしてあれか?

もう1人くらいスイス推しがいるかと思ってたけど

結果的に俺と2人だけになったから

それが気まずくて

キャンセルですかあああぁぁぁ?????

 

てか、先生!!!!!

チェンジってなんですか?????

そんな、あからさまに

「好きな人と組んでいいですよ」

なんて授業が許されるんですか????

 

……

……

 

 

僕はどこか納得いかない思いを抱えながら

1人でスイスを調べて発表した。

 

 * *

 

僕も早くワールドな活躍がしたいものだ。

 

 

 

では、また。