ども、サイズアップの岡田達也です。

 

 

 

昨日は荷降ろし。

11tトラック、そして4tトラックに満載の荷物をみんなで降ろした。

ちなみに昨日の東京の気温は33℃。

燃え尽きるかと思った。

 

 *

 

僕は腰が悪いので荷物をさばく時は必ず腰ベルトをしているのだが……

 

昨日、荷降ろしが始まる前、関根翔太が寄ってきて呟いた。

「……達也さん、ベルトの上に贅肉が乗っかってますよ」

 

岡田さつき嬢がその贅肉を掴みながら言った。

「……あんた、旅先で遊びすぎたんじゃないの?」

 

そう

私は

このツアーで

確実に

肥えた

 

大事なことだから、少し言葉をアレンジしながら、もう一度言う

 

そう

私は

このツアーで

間違いなく

太った

 

そりゃそうだ。

この長い旅のホテル(または旅館)暮らしで

毎朝たらふく朝食バイキングを食べ

劇場に入っては支給される弁当を食べ

芝居が終わればご当地のウマい店で酒を飲み

興が乗ればシメの食事をし

ざっくり言えば一日4食近い食事をしていたのだから。

 

……

……

 

実は、薄々、気付いていた。

私は、私の体が、変化していることに。

 

 *

 

2年前。

僕が好きな『Gstar』というお店で、好みの短パンを見つけた。

しかし、これが29インチしかなかった。

(普段の僕は30インチをはいている)

 

僕は諦めきれず試着した。

 

なんとかはけた。

ギリギリではけた。

あと1cmでも太ったらアウトだ。

 

どうする?

諦めるか?

 

僕は悩んだ挙げ句、一つの結論に達した。

 

よく言うではないか

身体のサイズをキープするためにもルーズなものは着るな、と。

逆に言えばきついくらいの物を買っておいて、それを着られるように努力するべきだ、と。

 

僕は購入した。

 

 *

 

長野のツアーにその短パンを持っていった。

最初のうちは普通にはけていた。

 

だが

フト気がつくと……

短パンの、一番上のボタンを閉めなくなっていた。

 

いや

閉まらなくなっていた。

 

僕は長野の街を

いつだって

短パンの一番上のボタンを閉めないで

歩いていた。

 

我ながら開放的な男だ

……と思う。

 

 *

 

今、悩んでいる。

 

ダイエットを始めるか

あるいは

短パンを誰かにあげてしまうか

 

 

……50歳の男の悩みとは思えんな

 

 

 

では、また。