ども、ひょっとるすると疲れているのかもしれない岡田達也です。

 

 

 

『無伴奏ソナタ』

昨日も10時、14時開演。

開演時間の早さもさることながら

2ステの連チャンというのがなかなかに負担が大きい。

 

昨日の夜、思い切って早寝しようと決めた。

僕にとっては、睡眠が一番の回復薬である。

 

早めにへべれけになり

21時にはベッドに潜り込んだ。

 

計算上

眠ることさえできれば8時間は寝てられる。

 

 *

 

おかしな夢を見た。

 

とてもおかしな夢だった。

決して楽しくない夢だった。

 

でも、なんとなく書き残しておきたい夢だった。

 

少し長いかもしれません。

 

 *

 

筒井俊作が話しかけてきた。

「達也さん、例の話、どうします?」

 

「ん? 例の話ってなんだっけ?」

 

「やだなぁ、兄さん。ホラ、芸能事務所を立ち上げるんでしょ?」

 

……え?

……芸能事務所?

……オレが?

 

「そのときは僕を副社長にしてくれるって言ってたじゃないですか!」

 

……え?

……副社長?

……オマエが?

 

「でね、とりあえず、僕の心当たりのある芸能人たちには、もう声をかけておいたんですよ(ニヤリ)」

 

……え?

……ひょっとして引き抜き?

……芸能界って恐ろしいところだよ?

……大丈夫?

 

いや、待て待て!

 

そうだよ

芸能界にはルールがあるんだよ

そもそも俺はクリオネに所属している身なんだから

芸能事務所なんて作れるわけがないじゃないか

 

「そのあたりは、キレイにしておきましたんで」

 

ええっっっ!!!

筒井くん!!!

キミ、そんな力持ってたの?

 

「ただね、達也さん。運転手がいないんですよ」

 

「なんの?」

 

「事務所お抱えの運転手です」

 

「はぁ」

 

「でね、僕が声かけた人たちを集めて説明会をやるんですけど……。達也さん、そのときにマイクロバスを運転してもらってもいいですか?」

 

ちょ、ちょっと、待て!

 

別に運転はかまわないけど

説明会ってなんだ?

 

「だから、説明会ですよ。ウチの事務所に来てくれるかどうかはここにかかってますからね。しっかり頼みますよ」

 

……

 

「手配は僕に任せてください。兄さんは運転して、ちゃんとしゃべってくれれば大丈夫ですから」

 

……

 

 *

 

僕は東京都杉並区にある『堀ノ内斎場』の駐車場で

マイクロバスの運転席に座って

人々が乗り込んでくるのを待っていた。

 

……なんで?

……なんで斎場集合なの?

 

不思議に思っていると

人々がやってきた。

 

 

寺島進さんが来た。

 

えっ?

筒井くん、こんな人と知り合いだったの?

 

 

高田純次さんが来た。

 

ありゃま

テキトーな人まで

 

 

三浦知良選手が来た。

 

まさかのスポーツ界

しかもキングカズ

ちょっとうれしい

 

 

大林素子さんが来た。

 

素子さん

自分で言うのもなんだけど、ホリプロに残ったほうが良いって

 

 

内野聖陽さんが来た。

 

ねぇ……

わりと本格的じゃない?

よくぞパイプを持ってたな

 

 

春日野親方が来た。

 

……まさかの角界?

栃ノ心の大関昇進で忙しいんじゃないの?

 

このあたりまでは顔を思い出せるが、残りの人たちの顔がでないので名前は省略する。

少なくともあと5人はいた。

 

 

彼らを乗せ、僕はバスを走らせた。

「どこに向かえば良いの?」

 

「『ジョナサン』に行ってください」

 

……いいのかな、それで?

……このメンバーじゃ人目に付くと思うけど

 

ジョナサンに到着すると、広い席が予約されていた。

 

「じゃあ、達也さん、始めてください」

 

え?

始めろ?

いや、何から話せばいのだ?

 

まごまごしていると、誰かが言った。

「会社の資本金はいくら用意してあるの?」

 

僕は思わず

今、自分の銀行口座にある

本当の預金額を言った。

 

場が静まり返った。

 

恐ろしいほどの静寂だった。

 

舞台上ですべったことは何度もあるがそのレベルじゃない。

 

空気というのはここまで冷えるのか?

 

一体何を言えばこの空気を弛めることができるのだろう?

 

神様、助けてください。

 

 *

 

目が覚めた。

枕元の時計を見た。

 

3時30分だった。

 

身体の疲れは取れたような気もしたが、心が疲れた。

 

  * *

 

本日も2ステ。

今夜は良い夢が見られますように。

 

副社長たちとラーメン食べました。

 

 

 

では、また。