ども、働きアリこと岡田達也です。

 

 

 

『無伴奏ソナタ』

3箇所目の東海市に入った。

 

 *

 

おさらいしてみよう。

 

東京サンシャイン劇場

20日(日) 

13時~本番 

15時~バラシ 

 

栃木芸術文化センター

21日(月) 

11時~宇都宮へ移動 

12時~搬入・仕込み

 

22日(火) 

9時~仕込みの続き 

18時30分~本番 

20時30分~バラシ

 

東海市芸術劇場

23日(水)  

9時~東海へ移動

13時~仕込み

 

24日(木)

9時~仕込みの続き 

19時~本番

 

 

東京千穐楽から今日までの我々の働きぶりである。

 

キャラメルボックスでは出演者も仕込み・バラしに参加する。

小劇場なら当たり前のことだが、この規模だとそうそう俳優の参加はない。

これもキャラメルボックスに受け継がれる伝統だ。

 

パッと見るとよくわからないかもしれないけど……

2時間の本番を上演するために費やされるそれ以外の時間の多いこと多いこと。

 

 

働きアリがどれほど働くのか、具体的には知らない。

だが。

これだけは言える。

我々も負けていない。

 

子供の頃に見ていたNHKの『はたらくおじさん』は、僕の目には眩しく見えた。

だが。

これだけは言える。

今の我々もかなり眩しいはずだ。

 

大変申し訳無いけど

ゲストの石橋徹郎さん(通称ばっしー)、オレノグラフィティくん

この二人にも仕込み・バラしのすべてに、装置部(大道具)として参加してもらっている。

今や彼らも「かなり眩しい働きアリ」になっている。

 

 *

 

このように

芝居とは非効率の極みみたいなところがある。

 

だって。

役者がしゃべって動けば、演技にはなる。

 

演技にはなるんだけど……

 

例えば

蛍光灯の下で観るのと

照明機器の下で観るのとでは

大きな違いが生まれる。

 

例えば

無音でやるのと

曲が入るのでは

演者もお客さんも気持ちの盛り上がり方が違う。

 

例えば

裸でやるのと

ステキな衣装を着てやるのとでは

華やかさが違ってくる。

……というか、裸だと色んな意味で観ていられない。

 

例えば

誰かがチケットを作って売ってくれなければ

役者なんてただの穀潰しでしかない。

 

このように

芝居は2時間だけど

その“たった2時間”を生み出すための労力は

その何倍も要する。

 

 

ともするとその中には“無駄”なものも多いにある。

なんだけど

その“贅沢な無駄”が芝居の彩りには欠かせなかったりする。

 

で。

我々は役者も参加してそれを手作りしている。
 

これがなかなか大変で楽しい作業だ。

 

 * *

 

実は、今日と明日のステージがとても空いてるらしい。

頑張って働きアリしてる身としては、一人でも多くの方に観てほしいと切に願う。

 

 

東海地方のみなさま

面白い働きアリたちに会いに来てみませんか?

 

お待ちしています。

 

 

 

では、また。