ども、猪木さんのビンタに負けない手を持つ岡田達也です。

 

 

 

『スクアッド』

昨日、無事に初日の幕が開きました。

ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

千穐楽まで楽しんでいきたいと思います。

 

 *

 

で。

今さらながら恐ろしいことに気付いた。

 

昨日は場当たり、ゲネプロ、本番

今日は2ステ

明日も2ステ

明後日も2ステ

明々後日はマチネからのバラシだと?

 

……おいおいおいおい

 

みっちりじゃねーか!

(餃子の具はみっちりの方が好きです)

 

隙間が無いってどういうことだよ!

(ちなみに僕は隙間産業俳優と呼ばれてます)

 

おじさんにはな!

(誰がおじさんだよ?)

 

休息が必要なんだよ!

(それから、3億円と、豪邸と、アルコールと、鳥取県知事の椅子も欲しいのですが)

 

実際、昨日は『休息時間』っていう脚に貼るヒンヤリしたやつ貼って寝たぞ!

(つにでも湿布も貼って寝ました)

 

……すみません

大人気なく叫んでしまいました。

2ステの連続ってなかなか負担が大きいのですよ。

 

 

自分で「若い若い」と思っていても、十分におじさんの部類に入っているのは承知している。

だからこそ、ちゃんとメンテナンスして、ベストのパフォーマンスが出せるようにしよう。

 

打倒、2ステ。

(……倒してどうする?)

 

 *

 

「達也さん、何かありますか?」

宇宙Sixのメンバーも、30-DELUXのメンバーも、常に芝居の意見を求めてくる。

 

いつでも

どこでも

とても貪欲に

その姿勢に頭が下がる。

 

例えば。

誰かの芝居を見ていて、ちょっとしたことに気付いて

「もっと、こうしたらこう見えるかもよ」

なんてアドバイスをする。

と、他のやつらが

「僕には? 僕には何かないですか?」

とワラワラと寄ってくる。

 

……キミたちは餌を求める鯉か?

 

いやいや

鯉じゃないよな……

 

ちゃんと考える力があって

芝居が上手くなりたいという気持ちがあって

他の奴らにも負けたくないというプライドがある

伸び盛りの俳優さんなんだよな

 

とても気持ちがいい。

 

基本的に“僕がしゃべっていることの9割9分はウソ”なので

岡田達也の言うことなど信じないほうが良いのだけど

さすがに若人の熱意には応えてあげたいと思う。

だから気付いたことはなるだけ言ってあげるようにしている。

 

それと。

アドバイスしてて思ったのだけど……

僕はコーチではなく

現役の選手なので

人にアドバイスをするならば

自分がそれをできていなければ言う資格なし

という負荷がかかってくる。

それがまた大変で面白かったりする。

 

先輩だから

歳上だから

そんな理由だけで意見を求められるのは癪だ。

僕の伸びしろは少ないかもしれないけど

それでも、もうちょっと上手くなりたいと思っている現役選手なのだ。

 

 

年齢差はあるかもしれないし

世間的にはおじさんだけど

気持ち的にはみんなと切磋琢磨しているかんじ。

 

……ま、恥ずかしくて本人たちには言わないけどね。

 

 *

 

 

イジメではありません。

あくまでも竹之内くんに「気合を入れてください」と頼まれてやったものです。

気合、入れすぎました。

 

 

 

では、また。