ども、ボクサーじゃなくて良かった岡田達也です。

 

 

 

私の理想の体重は64kg。

 

もちろんこれは“現時点で”であって、この先、増えたり減ったりする可能性はある。

歳を取っての痩せすぎは貧相に見えるのであまり好きじゃない。

年齢に相応しい恰幅がある方が良いと考える派だ。

(……という言い訳を自分に用意して、脇腹の贅肉をスルーしているのが現状ではあるが)

 

とにかく今は、この数字前後に収まっていれば、ストレスなく身体が使える。

 

ちなみに。

『ディアーフレンズ,ジェントルハーツ』(再演)で

江川卓役をやっていたときは70kgほどあった。

 

4年ほど前

ピロリ菌のおかげで胃潰瘍になったときは59kgまで下がった。

 

これが今の身長になった僕の最大と最小と言える。

 

 *

 

『アンフェアな月』に出演するため銀河劇場に通っているが、毎日、品川か大崎から歩いている。

徒歩で約20~30分ほど。

 

ま、早い話が

「運動してるぞ、自分」

と自分を騙すためだ。

 

わかっている。

そんな程度では運動にならないことも

ましてや痩せることはないってことも。

 

だが、しかしだ。

ここのところ体重が66kg前後ある。

ベストより2kgほど多い日が続いている。

ずっとだ。

 

これは、さすがに、何とかしたい。

 

以前、劇団の後輩・木村玲衣が

「2kgまでは誤差です」

という名言(あるいは迷言)を吐いていたので

「バカ野郎! 誤差ってのはどう考えても200gまでだろう!」

と、ヤツの人間としての甘さを叱ったが、人のことを言えなくなってきた。

 

一つの原因として考えられるのは……

 

男優楽屋(40才以上専用)を出ると、目の前がケータリング・コーナーになっている、ということ。

しかもケータリングが異様に充実している。

これはまずい。

 

例えば、昨日。

「劇場に入ったら何も食べない!」という条件で昼間にラーメンを食べたのに。

それはそれは堅い意志のはずだったのに。

 

劇場に着いたら悪魔が……

いや、座長がいた。

……なんだ、この美味しそうな差し入れ。

 

ステーキサンドに

カツサンドに

BLTサンドの3種盛りだとぅ?

 

これを目の当たりにして手を出さないやつは男じゃないだろ!

サンドイッチ大好きなんだよ!

特にキュウリが挟んでないやつな!

見ればどれにも入ってないぞ!

 

おかげでキッチリ1種類ずつ食べちまったじゃねーか!

 

……

……

 

 *

 

今日も歩いて劇場に向かおう。

そして自分に言い訳しよう。

そしてケータリングを見回そう。

「2kgまでは誤差です」を信じて。

 

 

……64kgに戻る日は来ますかね?

 

 

 

では、また。