ども、見栄っ張りな岡田達也です。
『アンフェアな月』
稽古が進んでいる。
*
今回の座組、篠田麻里子ちゃんを除いて「初めましての人」ばかりだ。
麻里子ちゃんとはネットドラマで共演した。
(と言ってもほんの1シーンだけど)
それから……
飯田基祐さんは『東京フェスティバル』の芝居で何度か拝見している。
下村青さんのお芝居も。
ただ二人とも、観たことある、というだけで面識は無かった。
それ以外の方は全く知らない。
なので、実質、初めましての人ばかりなのだ。
私は劇団で「ジャイアン」と呼ばれている。
だが、それは世を忍ぶ仮の姿で
(……なんか、おかしくないか? なぜ、ホームグラウンドで世を忍ばねばならんのだ?)
実際はガラスとチキンをかけ合わせた、とても繊細なハートの持ち主である。
実は、繊細なのだ。
大事なことだからもう一度言う。
実は、繊細なのだ。
(メッセージ、コメント欄への苦情、Twitterを炎上させる、などはご遠慮ください)
そんな人間なので、初対面だらけの人の中で緊張するなという方が無理だ。
だから稽古の序盤、毎日、ドキドキしていた。
ただ。
稽古が始まって2週間が経過した。
少しずつだけど、みんなとも話せるようになってきた。
まだ人の顔と名前は一致しないけど
(……覚えろよ)
なんとなく共演者のみなさんにも話しかけてもらえるようになってきた。
ここが。
ここが大事だ。
何事も。
最初が肝心だ。
「岡田達也さんって、明るくて、話が面白くて、思慮深くて、包容力があって、何事も大人な振る舞いで、カッチョいいなぁ。お金を持ってないこと以外は憧れるなぁ」
みたいな、そんなナイスな印象を与えたい。
そう思って、緊張しながらも頑張ってきたのだ。
真摯な
スマートな
大人の男をめざして。
*
そういえば……
世の中はネット社会だった。
そんな当たり前のことを僕は忘れていた。
「達也さん、日記、読んでます」
あ
そうか
そうだよな
そりゃ、どんな人なのかネットで調べるよな
今どき、当たり前だよな……
……ん?
ってことはだよ
こんな赤裸々な文章を読まれてるってことだから、どんな人間かバレているってことか?
頼む。
「同業者の方は読めません」とかできないものか?
アメーバにそんな設定無いのか?
いっそのこと藤田晋さんに掛け合ってみるか?
まったく知り合いじゃないけど……
そんなことを考えていると、再び言われた。
「達也さん、ブログ読みました。今、遡ってます」
オマエは鯉か?
頼む。
お願いだ。
遡らないでくれ。
*
今、僕には2つの道が残されていると考える。
稽古場で背伸びをやめる
あるいは
明日からこの日記を方針変更してハイソサエティなものにする
……う~ん。
飾って見せるのって難しいものですね。
では、また。