ども、冷や汗だらけの岡田達也です。

 

 

 

即興芝居『もっともやってみるのだ!』

昨日の12時、そして16時の2ステージに出演させてもらった。

 

 *

 

当たり前だが、人はみんな違う。

十人十色どころか、一億人いたら一億の色があるんだろう。

(一卵性双生児は一緒だったりするのかな?)

 

容姿も違えば、好みも違う

何より思考回路が違う。

 

だからややこしくて、好き嫌いがあって、面白い。

 

 *

 

例えば。

 

誰かがサッカーボールを手にして、「みんな、野球やろうぜ!」と言ってみる。

 

これは「ボケ」だ。

ボケっていうのは基本的に“ずらすこと”だからこれで成立している。

 

基本的には。

こういうわかりやすいトスが上がっていれば、あとは的確にアタックすればいい。

この場合なら「それはサッカーだろ!」だ。

仮にこれを筒井俊作タイプと呼ぼう。

あくまでも「仮」だ。

深い意味はない。

 

だけど。

こういうベタベタなものを好む人もいれば、そうでない人もいる。

 

「そうそう、この大きなボールをバットで打って……って、おーい!」

 

いわゆる「ノリツッコミ」だ。

こういう“一捻りを加えるのが好きな人”もいる。

仮にこれを畑中智行タイプと呼ぼう。

あくまでも「仮」だ。

深い意味はない。

 

さらに。

ベタでもなく、一捻りでもなく、かき混ぜたがる人もいる。

 

「それ、本当はサッカーボールじゃなくて爆弾じゃないのか!バットで打った瞬間に爆発するんだろ!」

 

いわゆる「ブッコミ型」だ。

こういう、定形にはめ込まないで破壊したがる人もいる。

だが、こういう人は見切り発車の場合が多いので、すごい膨らむか、とんでもないグダグダになるケースが多い。

仮にこれを大内厚雄タイプと呼ぼう。

あくまでも「仮」だ。

深い意味はない。

 

そして。

ベタでもなく、一捻りでもなく、かき混ぜるでもなく、悩む人もいる。

 

「……」

 

そう。

セリフは発してない。

発してないが、心の中では台風が吹き荒れている。

そんな人だっているのだ。

具体的に心の中を説明しよう。

 

「(あれ?これってボケだよな?ってことは「それはサッカーだろ!」でいいんだよな。いや、でも待てよ。それはあまりにもベタじゃないのか?ここはノリツッコミしたほうがおいしいんじゃないか?うん、きっとそれが正解だ。でもなぁ、ノリツッコミ苦手なんだよな。とすると、何かぶっ込んでみるか?でもなぁ、回収できなかったら後で怒られそうだしな。……あれ?誰かがツッコんで話が先に進んでるぞ。サッカーの話、もう終わってるみたいだ。出遅れちゃったか?まずいな、まずいな」

 

いわゆる「熟考型」だ。

ま、深く考えるのは大切なことだし、何が面白いかを見極める目も大事だ。

だが、あまりにも熟考していると発言の機会を失い、脇汗だけかくことになる。

仮にこれを左東広之タイプと呼ぼう。

あくまでも「仮」だ。

深い意味はない。

 

長くなるのでこのあたりで止めておくが……

 

このように、いろんなタイプがある。

思考も、嗜好も、試行の方法も違う。

 

 *

 

『やってみるのだ!』は、即興芝居と言いながら、縛りが多い。

その中でバラバラなタイプの人間がゴールを目指して走るのは、

平均台の上を

全力疾走で

バトンリレーしてる

そんな時間だった。

 

たっぷりの汗と、たっぷりの冷や汗をかいて、昨夜のビールは殊のほか美味しかった。

 

 

 *

 

本日、千穐楽。

当日券も出るそうです。

よろしければツイッターをチェックしてみてください。

@yattemirunoda15
 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

日替わりゲストが終わったら、日替わりゲストが決まりました。

 

ナ・ポリプロピレン

『アックーノの逆襲』

http://www.hosomi.com/napoly/

 

29日 15時 19時

両方出ることになりました。

 

よろしければ遊びにいらしてください。

お待ちしています。