ども、エールを送る岡田達也です。

 

 

 

キャラメルボックスOB、近江谷太朗先輩が主催するyataPro(やたぷろ)の

『エール!』を観劇した。 

 

 *

 

僕が今でも芝居を続けられているのは何人かの影響がある。

そのうちの一人が近江谷先輩だ。

 

この先輩は

舞台上でも日常でもサービス精神の固まりで

どこまでも男っぽくて

例えば

震災の後は飲み屋で被災地の日本酒を必ず注文して「少しでも復興に役立てれば」って男気なんかもあって

後輩の面倒見も良くて

とにかくお芝居が大好きで

何より小劇場を愛していて

「ボケてみてください」と言えば果てしなくボケることができて

(ちなみに僕は今でも上川隆也先輩とのコンビはM1チャンピオンより上だと思っている)

 

なんだけど

二人でお酒を飲むとグズグズになって

どこまでもグダグダになって

結局いつも「どうして俺たちはこんなにダメなんだろう?」というところにいつも辿り着いて

でも「そんな自分たちも悪くないよな!」と酒の力で笑い飛ばしてしまって

何の反省もしなくて

いい女にはからっきし弱くて

パチンコが大好きで

とても脇が甘い先輩でもある。

 

でも。

完璧な人間なんて面白くない。

ダメな人間には愛嬌がある。

 

早い話

僕は人間・近江谷太朗のファンなのだ。

(……先輩のことをダメだと言ってるようにしか受け取れないぞ)

 

 *

 

yataProの旗揚げ公演も観た。

それはそれで面白かったのだが、観終わったあと僕は生意気にも注文した。

「次回はもっと近江谷太朗自身に近い役をやってください!僕は近江谷さんを観て笑いたいんです!」

 

……なんとも面倒な後輩だ。

 

しかし。

それを聞き入れてくれたわけでもないだろうが、『エール!』は、近江谷先輩の魅力がギッシリ詰まった作品だった。

観終わったあと、僕は思わず言ってしまったくらいだ。

「役作り、してます?」

 

 *

 

50歳にして、思い立って、プロデュース公演をやろうと思う精神力もすごいし

実際にやってしまう行動力もすごいし

何より小劇場で「よく集めたな、こんなメンバー」ってほど贅沢な俳優を集められたのは先輩の人柄だろうし

近江谷さんたっての希望で書いてもらった内容の脚本もステキだし

本人に伝え忘れたけど、最後の最後の先輩のセリフはとても良かったし

ちょっぴり感動してしまった。

 

 

先輩、千穐楽までぶっ飛ばしてエールを送ってください!

あ。

咽を大切に。

 

18日までやっています。

たろうフェチの方も、そうじゃない方も、お時間が合えばぜひ。

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

出張ワークショップ、たくさんのお問い合わせありがとうございます。

え~っとですね

プロ、アマ、問わず誰でもけっこうですよ。

素人さん、大歓迎です。

極端なことを言えば芝居をやったことなくてもかまいません。

昔やっていたでもかまいません。

劇団に入ってなくてもかまいません。

一緒に体を動かしてみたいだけだとか

普段はやったことないけど大きな声を出してみたいとか

芝居を演る予定はないけど、芝居づくりの入り口ってどんなもんじゃろ?とか

そんな方でも大丈夫です。

お友達を誘ってみてください。

あ、何なら一人でも良いですよ。

でも、まぁ、数人はいたほうが楽しいですけど。

つまりは「参加資格はすべての人」ってことです。

こんな機会、そうそう持てないので、興味があれば勇気を出して是非ご連絡ください。