ども、ジョーになる予定の岡田達也です。

 

 

 

『世襲戦隊カゾクマンⅡ』

昨日も2ステージ、戦った。

 

超満員の客席に見守られながら、

日本を守っている隠し事の多いダメな家族と、

いつまで経っても世界征服できない我々ミドラー一族と、

白熱のバトルを繰り広げた。

いや、白熱という言葉だけでは足りない。

死闘と言っていい。

激闘と言っていい。

こうして、生きて日記を更新しているのが不思議なくらいの闘いだった。

(芝居を観た方、「そんなスゲー闘いだったか?」とか言わないの。観てない方を煽っているだけだから)

 

2ステージ。

たった2回。

されど2回。

これが体力的にもなかなか堪える。

 

が。

僕ごときが「疲れた」なんて言ってはいけない。

今回10人の出演者がいるが、僕は上から数えて6番目

つまり、強引に線引するなら“若手”の部類に入る。

(……だから文句言うなよ。わかってるって)

 

それに。

 

 * 

 

キャラメルボックスの後輩に金城あさみという子がいる。

昨日、観に来てくれた。

 

沖縄出身で、何事もスローライフの香りを発する彼女は『ワンピース』の大ファンらしい。

そのことを聞いていたので、田中真弓さんに頼んであらかじめサインを貰っておいた。

それを金ちゃんにプレゼントしたら喜ぶだろうな、と思って。

 

で、書いてくださったのが……

 

僕は『ワンピース』を読んでいないけど、それでもわかる。

これは間違いなく嬉しいやつじゃないか!

 

「「お前はおれの仲間だ!!」って、決めゼリフなんですか?」

 

「うん、そうね」

 

「えぇ? わざわざサインにこれを書いてるんですか?」

 

「ルフィが好きな人には喜んでもらえるかなと思って」

 

「そりゃ、たまらんでしょう! でも(文字数が多いから)これを書くの大変ですね」

 

「まあね。でも、喜んでもらえるなら」

 

「素晴らしいサービス精神です!」

 

「でも、たっちゃんは(ワンピースを見てないから)興味ないんだよね?」

 

「……すみません。ルフィって人が海賊であることと、手が伸びることくらいしか知りません」

 

「だから、たっちゃんにはサインじゃなくて……」

 

「なんですか?」

 

「(ルフィの声で)達ちゃん、ルフィを甲子園に連れて行って❤」

 

「……だから」

 

「なに?」

 

「なんで僕が海賊を甲子園に連れて行かなきゃならんのですか?」

 

「(再び)達ちゃん、ルフィを甲子園に連れて行って❤」

 

「……頼むから海を泳いでてください」

 

「ちぇっ。残念(笑)」

 

うん。

やっぱり。

僕ごときが疲れているわけにはいかない。

10歳以上も年上の真弓さんが、舞台上だけではなく楽屋でもこれだけのサービス精神を発揮しているのだ。

 

本日、東京千穐楽。

真っ白い灰になるまで戦ってこようと思う。

 

 *

 

号泣してました。

良かったね、金ちゃん。

 

……おい

真弓さんに会えた感動は伝わってきたけど、芝居の感想は無しかよ?

 

 

 

では、また。