ども、この仕事をやっていなかったら写真とは無縁の生活をしていたかもしれない岡田達也です。

 

 

 

写真が苦手だ。

……というか苦手意識がある。

 

撮るのも

撮られるのも。

 

たぶん……

そこまで深く考えないで「記念」や「思い出」として撮っちゃえばいいのだと思う。

なんだけど、そんなに自分の容姿が好きではないので、

(顔色が黒すぎる、頬骨が高すぎる、目が殺人鬼みたい、佐藤寿人選手に似すぎている、つんくさんにそっくり、サム・リーにうり二つだから、といったような理由ではありません。あくまでもなんとなくです)

できあがった写真を見るのが、ちょっとくすぐったいというか、ちょっと恥ずかしいというか、そんな感じなのだ。

 

だけど。

これでもずいぶん慣れてきたほうだと思う。

そりゃ、こんな仕事していれば嫌でも撮られる機会はある。

 

ある。

あるある。

 

昨日のブログのように「侍の格好をして写真を撮られる」など、もはやコスプレの一種と言っていい。

なかなかこっ恥ずかしかった。

でも、あれは「人気のない草むら」で撮ったのものだからまだいい。

 

今日の思い出の写真をご覧いただきたい。

思い出しただけでも恥ずかしい。

 

 *

 

 

2000年9月に上演された

『また逢おうと竜馬は言った』(再演)

情宣写真の一枚。

被写体は僕と南塚康弘(退団)。

 

これだけを見ればなんてことはない一枚だ。

が。

この撮影場所は東京・初台にある『オペラシティ』という複合施設。

オフィスビルであり、ショッピング街であり、レストラン街であり、美術館があり、なんと隣には新国立劇場まである。

 

人がわんさかいる。

 

 

 

残念ながらこれらの写真には人混みは残っていないけど、なかなかの人出だった。

 

想像してほしい。

坂本龍馬の格好をした男と

その後ろをスーツを着た男がヘイコラ付いていく様を。

 

「あ! なんか撮影してる! 坂本龍馬の格好してるぞ! 芸能人か? 後ろのやつはマネージャーだな!」

 

そりゃ人集りもできる。

人が人を呼ぶ。

どれだけの視線に晒されたか。

 

そして

 「 ……いや、でも知らない顔だな。誰だアイツ?」

と離れていく。

 

……

……

 

うぉおおおおおおいいいいいぃぃぃぃぃぃ!!!!!

 

オレか!!!!!

オレが悪いのか?????

 

お願いだから、見ないでぇぇぇぇえええええ!!!!!

 

思い出しただけでも恥ずかしいわ。

 

 *

 

 

 

……だから、なんで真顔なんだよ?

スナップだぞ。

南塚のほうが柔らかいぞ。

かたいよ、君。

 

 

 

では、また。