ども、グレープフルーツが好きな岡田達也です。

 

 

 

『花火の陰』

昨日は稽古休み。

 

ひたすら台本を読んだ。

そしてセリフを入れた。

……はずだった。

 

さっきセリフを思い返してみた。

4つ目が出てこなかった……。

 

先は長そうだ。

 

 * *

 

今、稽古を始める前に、みんなで『自分・フルーツバスケット』なるものをやっている。

“自分に当てはまる”お題でフルーツバスケットをやるのだ。

作・演出の村松みさきちゃんのリクエスト。

 

これがなかなか面白い。

 

人間性とか性癖とか、あれやこれや、いろんなものが垣間見える。

ついでに言えば見えなくて良いものまで見えてくる。

 

稽古開始から毎日やっているのだけど、最初のうちは「紅茶よりコーヒが好き」とか「今朝、朝食を食べてきた人」なんていう、わかりやすいお題が飛び交っていたのだが、だんだんネタ切れになってくる。

そうするとみんな細い道に入っていくしかない。

 

 *

 

「洗濯は白いもの、色物、素材などによって洗剤を使い分けている」

 

ええっ!?

洗剤を使い分けるの?

ウールはわかるけど、色物によっても変えるんだ?

えっ?

白い物がより白くなる洗剤なんてのがあるの?

知らなかったよ!

すげぇ

しかも一人、立ち上がったよ……

いるもんだな、几帳面な人

 

 

「お化け屋敷に入って怖くて歩けなくなり、見ず知らずの人にお願いして一緒に回ってもらったことがある」

 

……おいおい

そんなだったら、お化け屋敷に入らなきゃいいだろが!

めんどくせーな

え?

それでも入りたい?

なんでだよ!

え?

しかもそんなに立ち上がる人がいるの???

しかもみんな女の子ばっかりだ

はぁ~、不思議

 

 

「自宅にたこ焼き器がある」

 

出た出た

関西人ならではの質問

さすがに、それは少ないん……

えぇ???

そんなに持ってるの???

3分の1くらいの人が持ってるってどういうこと?

この座組、関西人が多いってこと?

それともこれが偏見?

 

 

「湯船にお湯を溜めようとしたけど、浴槽の栓がちゃんと締まりきっていなくて、さぁ入ろうと思ったときにお湯が溜まっていなくて、自分死ねばいいのにと思った」

 

わかる

僕は少なくとも2回ほど経験している

さらに、これの変形パターンだが……

あるとき、お米を研いで炊飯器にセットしたまでは良かったのだが、炊飯のスイッチ押すのを忘れていて、さぁ食べようと思ったとき米が炊けていなかった、というイージーミスもある

このときのショックも大きかった

 

 

「僕、プロレスが好きなんですけど……。プロレスラーの股間を見ると、ちょっとドキドキするんですよね。特に秋山準の白タイツが」

 

何をカミングアウトしとんねん!

 

 *

 

このようにバラエティに富んだフルーツバスケット。

このままずっとやり続けるんだろうか?

とすると、もっと自分を掘らなければお題が出せなくなるぞ……

掘っても出てくるの闇ばっかりだぞ。

 

あぁ……

大丈夫かな?

引かれないだろうか、自分?

ドキドキするな。

 

 

 

では、また。