ども、母の日のプレゼントはハンドクリームにした岡田達也です。

 

 

 

まただ。

また、やっちまった。

また、しくじってしまった。

 

どうして僕はこんなに失敗ばかりを繰り返すのだろう?

 

大きなものから小さなものまで含めると、一年で5千……、いや1万個くらいのしくじりをやらかしている気がする。

一年は365日だぞ。

単純計算で一日平均30個ってことになるじゃないか!
 

 * 

 

昨日、稽古が終わり帰ろうとしたら、作・演出の村松みさきちゃん(松村ではなく村松)が小走りに近寄ってきた。

そして周囲に聞こえないよう声を潜め、僕に囁いた。

「達也さん、達也さん……」

 

なんだろう?

今日の稽古でそんなにマズい芝居をしてしまったのだろうか?

周りのみんなに聞かせたくないほど厳しいダメ出しが今から始まるのだろうか?

 

僕の鼓動は早くなった。

「なに?」

 

「……達也さんのTwitterで、私の名前のハッシュタグが「村松」じゃなく「松村」になってたんですけど……」

 

「!」

 

あぁ

またか

またやっちまったのか、自分

 

そうだよな。

自分ならやりそうだ。

というか間違いなくやるだろう。

 

「……ごめんなさい。直しておくね」

 

「ありがとうございます」

 

人の名前を間違えるなんて失礼なことは承知している。

でも、やってしまう。

朝、書き飛ばしているこの日記は、ただでさえ誤字脱字の嵐でミスが多い。

(「推敲しろよ」と言われそうだけど、時間が足りないのです)

せめて名前だけでも、と注意しているのに。

してるはずなのに。

 

みさきちゃんは僕の面子が潰れないように、周りに聞こえないように囁いてくれたのだ。

なんという気遣い。

片やなんとダメなおじさんだろう。

 

 *

 

名前は大切なのだ。

 

キャラメルボックスの大先輩「真柴あずき」さんの本名は「佐々木直美」さんだ。

絶対に年賀状の宛名を「代々木直美」さんと間違えてはいけない。

 

畑中智行よ。

いいか。

佐々木さんだぞ。

代々木さんじゃないぞ。

覚えておけよ。

 

 *

 

名前は大切なのだ。

 

キャラメルボックスの大先輩「上川隆也」さんの名前は「隆也」だ。

昔、とある雑誌が上川さんの特集ページを組んだ。

刷り上がった雑誌が事務所に届いたとき目が点になった。

『特集 上川達也』

 

僕が悪いわけじゃない。

しかし、背中に冷たいものを感じた。

 

や、殺られるかも……

 

今、こうして生きていることに感謝したい。

 

 *

 

みなさまも名前の間違いには注意されよ。

 

あぁ。

『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に出演したい。

 

 

 

では、また。