ども、初日を迎える岡田達也です。
『スキップ』
昨日は場当たり。
来た。
「世界の川崎悦子」がやって来た。
我々のダンスの振付師が。
4月22日の日記
『門前のおじさん習わぬダンスを踊る』
http://ameblo.jp/okada-tatsuya/entry-12267850181.html
関根翔太が言った。
「達也さんのブログ読んで、場当たりが怖くなってきましたよ。今から変更があったらどうしよう……」
気持ちは同じだ。
何事もなく過ぎていくことを信じるしかない。
神さまへの祈りが通じたのか、おかげさまで振り付けに関しての変更はなかった。
良かった。
胸をなでおろした。
が。
細かい修正はいろいろ入った。
そこでこんな一幕があった。
僕の可愛い後輩のことだし、本人の名誉のためにも、名前を一部伏せ字でお届けする。
絶対に誰のことか突き止めないでいただきたい。
*
◯滝真実と石森美咲が、舞台上を高校生の制服姿で駆け抜ける、という動きがある。
川崎先生が言った。
「ちょっとお二人さん、もう一度走ってみて!」
二人は走る。
「ねぇ、それって何をイメージして走ってるの?」
「……」
「……」
二人ともしばらく考え込んだ。
わかる。
こういう質問はわりとキツい。
自分のイメージが正解かどうかなんてまったくもって自信がないものだ。
そして、大◯真実が自分自身で確かめるように口を開いた。
「え~っと、妖精みたいなかんじで――」
「なんでよ!」
一刀両断された。
「あんた、制服着てるでしょ!なんで妖精になる必要があるのよ!女子高生のままでいいのよ!女子高生が「ウフフ、アハハ」ってやってるイメージよ!」
本人の名誉のために言っておく。
大滝◯実はけっして「妖精」という具体的なものではなく、そこから連想される「柔らかで軽やかな」という意味合いで言葉にしたのだと思う。
しかし。
世界の川崎悦子相手に言い訳は通じない。
「女子高生が「ウフフ、アハハ」ってやってるイメージよ!あんたたちのはロボットみたいじゃない!何が妖精よ!」
相手が悪かったと思って諦めろ。
言葉って難しいな、大滝真◯よ。
*
さて。
今日も朝から場当たりとゲネプロ、そして本番。
初日を迎えるたびに「こんなに緊張するものを何ゆえ職業にしているのか?」と自分自身を呪いたくなる。
が。
その向こうに待っているものがある。
そこを目指して。
この吐きそうな緊張感を超えないと、それはやってこないのだから。
お待ちしています。
*
「妖精」って言った子を特定しないでくださいね。
では、また。
追伸
おかげさまでチケットは全ステージ完売状態です。
当日券に関してはこちらをお読みください。
劇場での販売はございませんのでご注意を。
http://napposunited.com/skip/addition.html