ども、孤独の食いしん坊岡田達也です。
昨日、『伊集院光とらじおと』を聴いていた。
ゲストが松重豊さんだった。
僕にとっての松重さんはいつまでたっても「ザズウシアターの舞台俳優」だ。
舞台上で醸し出す、あの長身から放たれる存在感が大好きだった。
が。
今、世間では何と言っても『孤独のグルメ』の井之頭五郎のイメージだろう。
普段テレビは見ない僕も、あの番組は大好きで、シーズンが始まるたびに毎週録画している。
そのシーズン6がスタートするそうだ。
番組HP
http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume6/
さておき。
そんな話を聴いてしまったからだろうか?
もう、僕の頭の中は食べ物のことでいっぱいになってしまった。
「稽古行く前に何を食べようか?」
そして……
井之頭五郎と同じような思考が始まる。
「今、俺は何が食べたいんだ?」
「丼か?カレーか?蕎麦か?ラーメンか?ハンバーガーか?」
「あせるな。落ち着け。じっくり考えろ」
「イメージだ。イメージを大切にしろ」
ここまでは普通だろう。
しかし。
まだまだ続く。
なが~く続いていく。
「待て待て。一日のスケジュールが大切だぞ。一食に集中して考えるんじゃない」「バランスだ」
「稽古中は持参するおにぎりを食べるとして……。稽古後は何を食べようか?」
「肉か?魚か?焼きとりか?それとも餃子か?お好み焼きか?」
「昼は被らないものをチョイスするんだ」
「夜の俺、一体何が食べたいんだ?」
……どんだけ真剣なんだ?
そんなこと考える前に、目の前にある『スキップ』の台本開けよ……
*
僕の父親(隆夫さん)は食べることが大好きだ。
好き嫌いが多いくせに。
母親(秀子さん)の料理にケチ付けるくせに。
それでも頭の中は食べ物のことでいっぱいなのだろう。
昼食を食べているときに「今晩、何食べる?」と言い出すのもしょっちゅうだった。
それを聞いた母が「今、ご飯食べてるところでしょ?」と呆れていた。
僕もそんな父にガッカリしていた。
が。
今ならわかる。
お母さん、すみません。
僕はすでにお父さんを超えてます。
今の僕は、起きている時間の半分くらいは食べ物のことを考えています。
……考えてしまってます。
*
『孤独のグルメ』は「飯テロ」という言葉を生み出した。
が、僕はそんなテロに襲われることはない。
こちらは24時間、飯に侵されているのだから。
さて……
今日の昼は何を食べようか。
では、また。