ども、やぎのはらわたこと岡田達也です。

 

 

 

『ゴールデンスランバー』

神戸公演でのこと。

最後の2ステージは僕がカーテンコールの挨拶の担当になっていた。

そこで言おう言おうと思っていたのにすっかり忘れていたので、いまさらながらだけど。

 

 *

 

キャラメルボックスには「サポーターズクラブ」というものがある。

1993年に作ったのだから僕のデビューとほぼ同時と言っていい。

93年といえば『Jリーグ』がスタートした年。

もちろん、キャラメルボックス・サポーターズクラブはJリーグのサポーターズクラブのパクリだ。

 

当時、埼玉県出身の西川浩幸先輩、今井義博くん(OB)、

そして埼玉とは縁もゆかりもないけれど、国立競技場に『ユヴェントスvs日本代表』の試合を観に行って福田正博選手の快足にしびれてファンになった僕の3人で、浦和レッズのサポーターズクラブに入会していた。

 

余談だが……

我々のチーム名は、確か『柔らかいのはヤギのはらわた』だったと思う。

何故そんな名前にしてしまったのかについては、またいつの日か書きたい。

もちろん命名したのは西川さんである。

 

話を戻そう。

「ファンクラブ」ではない何かを作ろうとしていた我々には「サポーターズクラブ」というのはとてもピッタリとはまった。

そして、3人がレッズの旗を振っているのを見た加藤社長が羨ましがって、旗まで作ってしまったのだ。

それがキャラメルフラッグだった。

 

 

サポーターズクラブは入会するとこのフラッグが渡された。

最初は洒落も手伝って、盛り上がった。

劇場で旗を振ってくださるお客さんが大勢いた。

のだけど……

「旗を振ると周りのお客さんの迷惑になるしなぁ」とか

「カバンに入れるの邪魔だな」とか

「観るだけでもじゅうぶんでしょ」というような流れで、次第に少なくなってきていた。

 

ところが

神戸公演ではどのステージでもフラッグを持ってきてくださった方がいた。

最近の芝居では最も多く感じられたのだ。

邪魔にならない席では大きく振ってくれて、

振れない席では胸の前で掲げてくれて……

土曜日のお昼なんてフラッグ率が高く、いろんな場所が真っ赤に染まって嬉しかった。

とくに新神戸オリエンタル劇場にはこの赤い旗がよく似合う。

 

 *

 

そのお礼をカーテンコールの挨拶で言おうと思っていたのだけど。

は~ぁ……

どうして忘れてしまうかね、自分?

 

改めまして

フラッグを振ってくださったみなさん

フラッグを掲げてくださったみなさん

本当にありがとうございました!

 

しっかりと焼き付けましたよ。

また気が向いたらお持ちくださいね。

 

 

 

では、また。