ども、コピーライティングは不得手な岡田達也です。
『ゴールデンスランバー』
いよいよ稽古最終週を迎えた。
来週の今日は新神戸オリエンタル劇場にいる。
それまでに芝居を見事に仕上げて、たくさんの方に観てもらいたい
……と、もちろん思っている。
*
これから書くことは永遠の課題だ。
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昨日、ポップンマッシュルームチキン野郎を観た。
大満足する面白さで、終演後も楽屋に顔を出してメンバーと楽しく語らった。
そして……
「達也さん、次はゴールデンスランバーですよね?」
「うん。12月8日からサンシャイン劇場でやってるから観に来てよ」
「はい!ところでどんな芝居に仕上がってるんですか?」
どんな?
どんな?
う~ん……
どんなだろう?
*
先日、取材を受けたときもそうだった。
「ゴールデンスランバー、どんな芝居になりそうですか?」
そう尋ねられたとき答えに困った。
ここで言う「どんな」はストーリーのことじゃない。
要は、その芝居の魅力についての言葉が求められているのだ。
例えば……
「熱い男たちが殴り合って、最後は泣きながら抱きしめ合う感動巨編です!ハンカチをお忘れなく!」とか
「クールビューティーな女性たちがドラえもんと死闘を繰り広げるアクション・コメディです!ドラえもんがローラースケートを履いて踊るシーンは圧巻です!」とか
「アル中から抜け出すために、周りの人々に迷惑をかけながらも更生していく姿を描いたドキュメンタリータッチの作品です!最後にとんでもないどんでん返しが待ってますよ!」など、何か言えれば良い。
だけど、芝居を作っているときは、常に自分自身が作品に対して半信半疑の状態だ。
特に新作の場合は顕著だったりする。
「こうすれば面白いのかな?」
「ああ見えればもっと効果的なのかな?」
「でも、それは自分の好みでしかないのかも?」
など、とにかく不確かな中で揺れているので「現時点で面白いのかどうか?」「何が魅力なのか?」「何を立てれば良いのか?」のジャッジがちゃんとできない。
だけど……
今の世の中、宣伝文句の一つも考えてSNSなどで発信できないとダメだ。
黙っていては何も派生していかない。
好む好まざるにかかわらず、そういう時代になってしまったのだから仕方ない。
だから本番直前のこの時期、いつも苦しい。
*
もう少し、自分の中で確かな言葉にできたらちゃんと宣伝します。
今言えるのは
畑中智行も山崎彬くんもよくしゃべり、よく動いてる
菅野良一も左東広之も役にフィットしている
近藤利紘は色んな意味で目が離せない
三浦剛は不用意に大きい
それらは間違いないです。
では、また。