ども、焼きとんなら「シロをタレで」焼きとりなら「皮を塩で」食べるのが一番好きな岡田達也です。

 

 

 

昨日は西川浩幸、大森美紀子先輩を交えての飲み会。

高田馬場にある僕の大好きなやきとん屋さんに連れて行った。

 

やきとん木々屋 三号店 高田馬場

https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13164312/

 

お店がキレイに手入れされていて、

スタッフさんも元気があって、

ドリンクのサーブも早い。

そして何より料理が美味しい。

初めて入店したときに「これは長い付き合いにありそうだなぁ」と思った。

しょっちゅう通ってるわけではないが、定期的にパトロールしているお店の一つ。

 

 

何事においてもそうだけど……

「最初の印象」というのはとても大切で、それが良ければ通い始めるし、たまに「あれ?こんな味だったっけ?」と思うときがあっても、必ずもう一度は確かめに行く。

 

 

逆に……

家の近所の居酒屋さんが新装開店した。

見違えるように立派な看板になった。

ちらっと覗ける店内もとてもキレイになっている。

どうやらそこそこ儲かっているようだ。

だけど、どうしても足が向かない。

 

数年前にフラッと入ったときのこと。

出されたお通しがあまりにもお粗末なもので、オマケに「お通しとチャージ代で300円頂きます」ってメニューに書かれた文字を読んだときに、「うおおおぉぉぉ!!! これで300円も取るのか?本当に店員はこれを試食して出してるのか?こんな暴挙が許されるのか?だとしたら日本の飲み屋はダメになる!」と心の中で叫び、「こう見えてオレは居酒屋評論家だぜぃ!」と脳内でちゃぶ台をひっくり返してやった。

(……小心者すぎるだろ)

それ以来、どうしても、そのお店には足が向かない。

 

これは一例で、料理が美味しくないのはもちろん、店員さんの態度が悪かったりしたら一発でアウトだ。

僕の「パトロール手帳」からは外され、再び繋がることはほぼ無い。

 

 *

 

と言いながら……

これは全て自分に返ってくる。

 

「芝居」のほうがよりシビアだ。

第一印象がアウトなら、再び繋がる可能性は限りなくゼロになる。

仕方がない。

けっして安い遊びではないのだから。

「うおおおぉぉぉ!!! つ、つまんねー!!!」と思った芝居や劇団を、誰が好き好んで再び観に行くものか。

 

だから、何でもいい。

物語でも、俳優の技術でも、面白さでも、愛嬌でも、ロビースタッフの対応でも何でもいい。

何か一つ楽しんで帰ってもらうことをしなければならない。

そうすれば定点観測してもらえる可能性は残る。

仮に「あれ?こんなだったっけ?」が混ざることがあっても、「もう一度確かめてみよう」まで

繋げられる。

 

 *

 

まずいお通しを出してはならない。

まずい芝居をお見せしてはならない。

 

どちらも当たり前のことなんだけど、それには努力が必要だよな。

簡単なことじゃないよな。

な~んてことを考えた居酒屋評論家としての夜。

 

……そこは俳優としてじゃないのか?

 

 

 

では、また。

 

 

 

追伸

昨日お知らせした石川寛美さんのワークショップですが、基本的には全日参加できる方、ということです。

書き方が紛らわしくてごめんなさい。