ども、「表に出ろ」より「おかわりください」派の岡田達也です。

 

 

 

台本を覚えたいのに全日本大学駅伝のおかげで何もできない。

どうしてくれるんだ、駅伝よ?

覚えられなかったら君たちのせいだぞ。

オレの努力不足じゃないぞ。

 

……

……

 

山梨学院大学、頑張れ。

 

 * * *

 


役者はよく飲みに行くと、演劇論なんかを激しく、時には喧嘩をしながら熱く語り合うという話を聞いたのですが、岡田達也さんは飲みに行くと、どんな話で盛り上がるのでしょうか?

(けんじ)

 

そりゃ役者は殴り合いが基本です。

いつだって血みどろです。

どんなお店も地獄絵図です。

罵声が飛び交い、怒号が響き、「表に出ろ!」が決まり文句です。

ビール瓶は割れ、お銚子はひっくり返り、皿のキャベツは散乱します。

おしぼりは手ではなく、鼻血を拭く道具になります。

 

東京で言えば

新宿の『ゴールデン街』

同じく新宿の『思い出横丁』(通称ションベン横丁)

杉並区の高円寺周辺

このあたりで飲んでいれば、こういった類の人種をよく見かけます。

 

……というのは半分嘘で、半分は本当です。

 

僕の年齢より5~10歳ほど上の演劇人にはこのタイプが多く見受けられました。

時代で言えば80年代に芝居を始めた人たちです。

演劇論を交わし、話してるだけなら良いのですが、どういうわけか必ず「オマエの芝居はなぁ!」「そういうオマエはどうなんだ?」とケンカになるのです。

ひょっとすると今でもあるのかもしれませんが、すっかり見かけなくなりました。

 

僕はこのタイプではありません。

もちろん俳優にとって芝居の話をするのは大切なことですし、他者の意見というのは参考になります。

ですが……

芝居の話をしていると、どうしても真面目な話になります。

ケンカにならなくても、眉間にしわを寄せて考えこんだり、「う~ん」と沈黙してしまう展開になりがちです。

それは仕方がないことです。

 

で。

僕の酒好きは有名ですが、僕は「酒の席が好き」なのではなく「お酒そのものの味」が好きなのです。

そして、飲んでるお酒に合うおつまみを考えるのが好きなのです。

お酒とおつまみの組み合わせで何倍も、何十倍も美味しくなったりします。

そして、そこに楽しい会話があれば、さらに美味しさは増します。

それをずーっと味わっていたのです。

このように、僕は、お酒を、ひたすら美味しく飲んでいたい人なので、できるだけ、酒の席で考え事をしたくないというのがありまして。

だから芝居の話よりバカ話をしている方が圧倒的に多いです。

熱血漢タイプの先輩俳優たちから見たらなんとも情けない役者に映るかもしれませんが。

 

やっぱり僕は俳優ではなく、吉田類さんになりたいのかもしれません。

 

もしも飲み屋で僕を見かけたら遠慮なく声をかけてください。

バカな話で盛り上がりましょう。

 

 

 

では、また。