ども、お父さんに認められた岡田達也です。

 

 

 

とある演出家の方が「作品の到達点」を大切にされているという話を聞いた。

 

なるほどなぁ

到達点か

 

演出家の指揮の元、

演者、スタッフなど、その作品に関わるすべての人たちで

「この作品の見せたいものの本質は何なのか?」を共有するということの大切さ。

頭ではわかってたつもりだけど、つもりじゃダメなんだよなぁ。

 

改めて“芝居を創る”という現場にいられることのありがたさを感じて

楽をしないように、負荷をかけられるように

そうやって舞台に立っていたいものだ。

……なんて珍しくマジメなことを考えたりする。

 

 * *

 

昨日の日記で舞台で女装している話を書いた。

と……

劇場入りして若月が近寄ってきた。

「岡田さん、岡田さん、どうでもいい話なんですけど……」

 

「どうでもいい話には興味ないけど一応聞こうか」

おじさんはどこまでも厳しい。

 

「ウチの父親が観に来たんですけど……」

 

「ほぅ、それは良かったね」

 

「父が、「劇中にアンサンブルで女の子が二人、出てきたね」って言ってましたよ!(笑)」

 

「それ、本当!?」

 

「はい!キョウコとレイコのことです!(笑)」

 

キョウコは僕、レイコは吉川純広くんが演じている。

 

ちなみに僕の身長は175㎝、吉川くんは171㎝ある。

ずいぶん長身の女性だ。

おまけに僕はDカップ、吉川くんはHカップ。

ないすバディな二人でもある。

 

顔がニヤニヤしてしまった。

「若のお父さん、良いセンスしてるね」

 

「(爆笑)」

 

「もしくは目が悪いかだな」

 

「(笑)」

 

若月佑美という、とても可愛らしい娘を持つお父さんに、女性に見られたのだ。

我々も捨てたもんじゃない。

 

「ちなみにマユは?」

マユとはオレノグラフィティくんが演じる女性だ。

 

「……残念ながらオレノさんは父には通じませんでした」

 

「(爆笑)」

 

今日から自信を持って勝負できる。

僕と吉川くんは乃木坂に負けていない。

打倒、若、そして玲香だ。

 

ま、オレノくんは要努力ということで。

 

 * *

 

念のために言っておくが『嫌われ松子の一生』の到達点は

「誰が一番美しく女装できているか?」ではないことだけは確かだ。

 

 

 

では、また。