ども、クシャミ連発の岡田達也です。

 

 

 

キャラメルボックス制作部に山浦という女性スタッフがいる。

加藤社長の前説の最後で

「ロビーの様子はいかがでしょうか?」

とたずねると

「オーケーでーす!!!!!」

と元気よく応えるキャラメルボックスの伝統芸能(?)を引き継ぐ女の子だ。

 

「ご飯、食べに行くか?何が食べたい?」と声をかけると

「肉、肉、肉!」としか言わない食い意地の張っ……

食欲旺盛な女の子でもある。

 

『嫌われ松子の一生』の現場にSさんという女性スタッフがいる。

ある日声をかけられた。

「私、山浦の高校の同級生なんです」

「へぇ、そうなんだ!」

「山浦から連絡が来ました」

「何だって?」

「達也さんが稽古場で缶ビールを手にしたら死ぬ気で止めろって」

「……「達也さんはとっても良い人だよ」とかは?」

「言ってないですね」

「あ、そう」

「ビールを持たせるな、とだけ」

「ふーん」

 

 *

 

昨日、若月佑美に言われた。

「岡田さん、握手会で声かけられましたよ」

「何だって?」

「「僕、岡田さんのファンなんです。だから若とのお芝居すごく楽しみです」って」

「ん?僕ってことは……」

「えぇ、女の子ではなくおじさんでした(笑)」

「キャラメルボックスを観て、乃木坂を聞く人いるんだなぁ」

「みたいですね」

「何か言ってた?」

「特には」

「そう」

 

 *

 

隣りにいた桜井玲香も口を挟んできた。

「私も!」

「私も何だ?」

「握手会のとき「僕、岡田達也の知り合いなんだけど」って人が」

「待て待て待て!それ、本当か?」

「言ってましたよ」

「「ファンなんです」はわかるけど、「知り合い」って……。少なくともオレの知ってる友人の中に、握手会に並ぶような熱烈な乃木坂のファンがいるとは思えんぞ」

「でも言ってました!」

「何か言ってた?」

「言ってました」

「なんて?」

「覚えてません!(笑)」

 

 * * 

 

このように

人はいないところで噂される。

人はいないところで語られる。

 

劇団員だけでも

「リアル・ジャイアン」

「どちらかと言えばアル中」

「人たらし」

「暴君」(畑中智行)

「人類が生んだ最高傑作」(西川浩幸)

「人殺し以外はすべてやった男」(真柴あずき)

など、いろんな言葉で語られている。

 

いつでも

どこでも

誰に語られても困ることない人間であれるよう

真摯に生きようと思う。

 

 *

 

まずは亀有リリオホールに行って仕込み中の山浦をしばくとするか。

「おめー、変な噂流してんじゃねーよ」

 

 

 

では、また。