ども、あまりツイートしない岡田達也です。
ときに、片側からだけ見た事実は、真実ではなかったりする。
*
昨日の夜、ツイッターを読んでいたら、劇団の後輩・多田直人のつぶやきを目にした。
「明日は「アヒルと鴨のコインロッカー」の初日です。早めにお風呂に入ります。 ちょっと長風呂しますから、コメントいただければ、全レスします。よろしければ、私の長風呂にお付き合いください〜。」
フム
長風呂に付き合ってやるとするか。
少し酔っていた僕は普段訊けないことを訊いてみた。
「僕のこと、どう思ってますか?」
しばらくして……
「全レスに対するコメント、どうもありがとうございました。ここで締め切り〜。 おかげでそこそこ汗かきました。
なんか、岡田達也という人からもコメントあったけど、どうしようかな…
何を返しても叩かれるんだろうし…」
は?
どういうことだ?
何を返しても叩かれる?
それではまるでオレが「当たり屋」みたいではないか?
あれ、続けてツイートしてるぞ……
「こないだ、たまたま稽古場が近かった岡田達也さんと遭遇したら、出会い頭に3発叩かれました。 やっと覚えた台詞が5、6ページ分、抜け落ちていったことがあります。 怖いですね」
は?
出会い頭に3発?
怖いですね?
それではまるでオレが「ヤクザ」みたいじゃないか?
真実はこうだ。
*
3日前。
稽古場にいると、今回初共演の堀越くん(花組芝居)が喫煙所から戻ってきた。
「達也さん、喫煙所に多田さんがいましたよ」
へ~、偶然だな
同じ稽古場だったんだ
後で顔を出してみようかな、と思ったとき……
「オマエから挨拶に来い、って言ってました」
は?
「オマエから」?
「挨拶に来い」?
誰が、誰に、口を聞いてるのだ?
僕は周囲を見回し、金属バット、斧、鉄パイプ、チェーン、ビール瓶などを探したけど見つからなかったので何も持たないで喫煙所に向かった。
いた。
ソっと背後から近づき、いきなり頭を3発はたいた。
本当は30発の予定だったがそこは先輩としての優しさでサービスしておいた。
「あ?そっちから挨拶に来いって、どないなっとんねん?」
これが僕側から見た事実だ。
*
フム
我ながら上手いこと書けたと思ったけど……
冷静に読み返してみたら
オレは完全に「ヤクザ」で「当たり屋」ではないか。
後輩たちが煙たがるのもよくわかるな。
ちょっと反省しよう。
多田、ゴメンね。
少し優しくするわ。
だからまたツイートして良い?
* *
そんな多田が出演する舞台が今日から始まります。
実川貴美子も一緒です。
『アヒルと鴨のコインロッカー』
http://napposunited.com/archives/704
若干ですが当日券も出るようです。
よろしければ。
では、また。