ども、稽古場をハシゴした岡田達也です。
昨日はまずキャラメルボックスの稽古場へ。
『嵐になるまで待って』のアクションシーンの修正に。
木村玲衣が写真を撮ってくれたので、それを使って稽古の様子を伝えたいと思う。
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写真は事実ですが、キャプションやセリフにはやや誇張された表現が含まれています。
ある程度引き算してお読みください。
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「泣ぐ子はいねが~?」
「悪いごはいねが~?」
「原田樹里はいねが~?」
「一色洋平はいねが~?」
「鍛治本大樹はいねが~?」
何を勘違いしたのか殺陣指導に行ったはずがなまはげになってしまった筆者。
逃げまどう役者たち。
この間観た『シン・ゴジラ』で似たようなシーンがあったことを思い出した。
なまはげに見つかってしまったゲストの一色洋平くん。
「達也さん、達也さん!どうして僕ばかり狙うんですか?僕はお芝居をやりにキャラメルボックスにおじゃましているんですよ!制裁を加えられるためじゃないんいです!お願いですから早く『嫌われ松子の一生』の稽古場に行っちゃってください!」
という一色くんの声が聞こえる。
にしても……
筆者の右手に握られた傘が見事な角度で立っている。
この美しい垂直からのフルスイングで、一色くんを250ヤードはドライブさせられそうだ。
先週に引き続きボッコボコにされるゲスト。
筆者の形に注目していただきたい。
左足で蹴った力を、右脚に壁を作ることによって逃さないようにし、体軸の回転で傘を振り切っている。
非常に力感があるなまはげだ。
もしも筆者が、戦国時代に、武士として生きていたら、そこそこ活躍していたかもしれない。
なぜ芝居なんかやっているのだろう?
返す返すも、生まれる時代と、進むべき道を間違えたことが残念でならない。
「もらった~!」
逃げまどう人々を次々に襲うゴジ……、いや、なまは……、いや、筆者。
こうなったら手がつけられない。
麻酔銃で眠らせるのが最も早いと思われる。
木村玲衣が「誰か警察を!警察を!」と叫ぶ声が稽古場に響いていた。
* * *
そして警察に捕まる前に『嫌われ松子の一生』の稽古場へ。
こちらではちゃんとしたアクションシーンが行われていた。
(……キャラメルボックスのはちゃんとしてないのか?)
若月さんも桜井さんも華奢な身体で床を転げまわっていた。
普段もダンスなどで鍛えられてるだろうし。
きっと、こういう動きをパッと覚えるのもアイドルの大切な仕事なんだろう。
「ダンスとかアクションとか覚えるのは早い方なの?」
何気なく質問してみた。
「……」
「……」
二人とも苦笑いしている。
「えーっ!苦手なんかい?」
あまりにもわかりやすい反応にツッコミを入れてみた。
「あ!でも、桜井はダンスがキレッキレです!」
慌てた若月さんがフォローに入った。
「え?じゃあ若月さんはどうなの?」
「……照明で暗くしてもらえれば」
爆笑した。
なんて正直なんだ。
* * *
『嵐になるまで待って』も
『嫌われ松子の一生』も
体を張ってやってます。
お待ちしてますね。
では、また。