ども、まだまだ模索中の岡田達也です。

 

 

 

昨日の朝、ラジオを聴いていた。

TBS『伊集院光とらじおと』

ゲストは声優の田中真弓さん。

『ドラゴンボール』も『ONE PIECE』も読んでいない僕には真弓さんは声優というより、お酒が大好きなお茶目なおば……、おねえさんというイメージでしかない(真弓さん失礼)。

 

なにせ一緒に飲むとひたすら楽しい。

日高のり子さんに「たっちゃん、南を甲子園に連れてって!」って直接言われたことがあるんですよという自慢話をしたところ、妙な対抗心を燃やして「たっちゃん、南を甲子園に連れてって!}とルフィの声で言ってくれるような、サービス精神旺盛な人なのだ。

 

そんな(?)真弓さんが番組で面白いことを言っていた。

「私の事務所の先輩に八奈見乗児さんってボヤッキーの声をやっていた方がいるんですけど……。若い人は知ってるかしら?(笑) 私の憧れなんです。

私、若いころは「何をやっても同じじゃない」って言われるのがすごく嫌で。いわゆる“七色の声”を操る声優に憧れたんですよ。でも今は、自分が持てる幅、レンジを一つの役に全部入れていく、ってことが大事になってきて。「この声(セリフ)だけは、自分が、この役に全部全部命がけで入れる」ってことが好きになって。だからもう「何をやっても同じ」って言われることがイヤじゃなくなったんです。

八奈見さんがそれを教えてくれたっていうか。八奈見さんって、どの役をやっても八奈見さんなんですよね(笑)」

 

これって乱暴な言い方をしてしまえば

「自分が役に近づく」のか「役を自分に近づけるのか」ってことでもあると思う。

 

僕のようなアル中だってたまには芝居のことも考える。

やっぱり「岡田達也は何をやっても同じじゃない」とは言われたくない。

七色の芝居ができる俳優に憧れる。

なんだけど、「演じ分けられるほどの器用さは持ちあわせてない」という自覚もある。

とすれば「役を自分に近づける」しかない。

でも、ただ近付けるだけじゃダメだ。

「とても魅力的に」でなければ意味が無い。

真弓さんはそれを実践している。

残念だけど、僕はまだまだ真弓さんのようには言えない。

 

どちらでもいい。

「近づく」でも「近づける」でも。

それができるようにならないとこの世界で生きていけない。

 

ラジオ越しで真弓さんに「あんたもしっかりしなさい!」と背中を叩かれたような気がして。

んなわけないんだけど。

でも、ラジオってこんな勘違いができるから好きなんだな。

 

 

近いうちに真弓さんと飲もう。

でも、寝ちゃうと顔に落書きしてくるんだよな、この人。

 

 

 

 

では、また。