ども、東京も残すところ2日となった岡田達也です。



ポップンマッシュルームチキン野郎
『うちの犬はサイコロを振るのをやめた』
昨日のソワレは禁断のR18ステージだった。

そう。
前回は「劇中、抱かれても良い芸能人の名前を放り込む」というお題が出され、そんな男は一人も思い浮かばなかった僕は、苦し紛れに役に寄せ「菅原文太アニキ」を選んだ。
結果、精神的ストレスからセリフを甘噛するという失態を犯したので、今回は念入りに準備しておこうと考えた。
検討の結果、次は「上川隆也先輩」をチョイスすることにした。

……想像しただけでおそろしい画だ。

しかし。
演出家の吹原くんから出された司令は別物だった。
「前回、抱かれたい男性の名前を挙げた人は、同じ場所に「異性のここに興奮する」を入れてください。例えば僕は「女性のおしりのえくぼに異常に興奮するぞ!」です」

……バカじゃないか?
なにゆえ、劇中にそんなことを放り込まなくてはならないのだ?

しかし。
演劇とはそういうものだ。
演出家のやりたいこと(面白そうだと思うこと)をひたすら追求すればいい。
そこには理由も理屈もいらない。

……やるしかないな。
シンキングタイムに入った。

「おっぱいやお尻を見て興奮する」では面白くない。
それではありきたりだ。
あくまでもオリジナリティがある方が“演劇的サービス精神”に溢れている。

とすれば、あれでいくか……

僕は「部分」ではなく「仕草」でゾクッとすることがある。
それは
「長い髪の女性が、後ろ手で髪を束ね、シュシュやゴムを使って一束にまとめる動作」
にドキドキする。
なんでかは自分でもわからない。
わかる必要もない。
それでゾクッとするんだからイイじゃないか。
ちなみに。
友人に正反対のヤツがいて、そいつは
「束ねた髪を解いて、首を軽く振る姿を見ると興奮する」
と言っていた。

興奮するポイントなんて、人それぞれなのだ。

出演者がところどころで放り込むネタに舞台袖で笑ってしまった。
みんなそれぞれ違うし「わかるわかる!」ってのもある。
僕も甘噛することなく無事に任務を遂行できた。
おかげでR18ステージは多いに盛り上がった。


R18、残すは大阪で1ステ。
次はどんなお題になるのやら。

 * * *

本日、キャラメルボックスの初日でもあります。
今回は二本立てで
『彼は波の音がする』
『彼女は雨の音がする』
らしいのですが……
僕は稽古・本番とど被りで、通し稽古も観てないし、本番を観るのもこちらが終わってからなので何の情報も持ってないのです。

何もオススメ材料は持っていませんが、是非サンシャイン劇場へ。
きっと温かく迎えてくれるはずです。

http://www.caramelbox.com/stage/summer2016/tokyo.html



では、また。