ども、長生きが予想される岡田達也です。



昨日、知り合いのプロデューサーさんから電話がかかってきた。
「岡田くん、来年の8月なんだけど……」

詳細は明かせないが、オファーというかスケジュール調整というか
まぁ仕事の話だ。

今は2016年の2月
スケジュールの問い合わせ部分は2017年の8月
つまり18か月先の話だ。

……じゅうはちかげつ?

日にちにしたら何日になるんだ?
時間に換算したら?

僕は道端で叫びそうになった。
「そんな先のことはわかりませんがな!」と。

そしてもう一言
「ありがとごぜますだ!」とも。

ひょっとしたら芝居をやめて飲み屋の大将になってるんじゃないか?
とか

逆に劇団四季に所属して歌って踊り始めてるんじゃないだろうか?
とか

いよいよ鳥取県知事を目指して出馬し落選した挙句、出家してるんじゃないか?
とか

そもそも生きてるんだろうか?
など、
一介の演劇人である僕には
「希望に満ちた」というより「見えない不安でいっぱいの未来」が待っている。

そうなのだ。
演劇人の未来なんて何も約束されていない。
こんなに不確定要素だらけの業種、そうそうない。
……と思う。

だからどんな形でも良い。
どんな理由でも良い。
出演オファーや、仕事の問い合わせがあるのはとても嬉しい。

舞台に立っていなければ「僕は演劇人なんです」と名乗れないから。
あたりまえのことだけど、
需要がなければこの世界では生きていけないのだ。


まだ何も確定していないけど、とりあえずあと18ヶ月はアル中にならないように生きていこう。
しょっぴかれないように気をつけよう。

歩いていく理由が一つ、見つかった。

 * * *

仕事のオファーですか?
いつでも受け付けてますよ。
お気軽に声をかけてください。

そうですね……
とりあえず50年先までにさせてください。
そうです、2066年までに。



では、また。