ども、ノブちゃんにさよならした岡田達也です。
こんな夢を見た。
* * * * *
『TRUMP』リバースバージョンの千穐楽を迎えた。
リバースではミケランジェロというオカマを演じていた。
お借りしていた、カツラ、ファンデーション、アイライン、アイシャドウ、付けまつ毛、チーク、口紅など「いい女」になるための道具を一式、メイクさんにお返しした。
気持ちが解放されたのだろう。
高杉真宙に向かってアリスの有名なフレーズを口ずさんだ。
「かえれるんだ~ これでただの男に
かえれるんだ これで かえれるんだ~
オォ ライラライラライラライラライ(以降リピート)」
真宙は良い子なので、逃げもせず、僕の歌を淋しげな笑顔を浮かべながら聞いてくれた。
そしてつぶやいた
「その歌、僕のお父さんが口ずさんでいたので知ってます」
僕はせつない気持ちになった。
今度はキャンディーズのコピーをしてみた。
「私たち、普通のおじさんに戻りま~す!」
「……」
二人の間に気まずい空気が流れたそのときだった。
メイクの女の子が血相を変えてやってきた。
「た、た、たつやさん! 大変です!」
「なに?どうしたの?」
「達也さんが返してくれたの付けまつ毛じゃなくて、達也さん自身の本物のまつ毛です!」
「……えっ?」
「今、達也さんの瞼にあるのは付けまつ毛ですよ!」
* * * * *
ここで目が覚めた。
なんだ、これ?
ちょっとしたホラーじゃねーか……。
あくまでも自己分析だが。
僕はよっぽど女装がイヤだったのだろう。
とくに付けまつ毛には抵抗があったようだ。
それから。
愚痴をこぼす相手は真宙を選びたいのだろう。
彼はいつだって笑顔でうなずいてくれるから、安心して物が言える。
朝からなんとも言えない気持ちになった。
* * * * *
そんな公演が今日終わる。
(どんな公演だ?)
今日はオカマではなく、超サイヤ人の方でお待ちしています。
当日券、ご用意があるみたいですよ。
では、また。
追伸
今回、役作りの参考にした鳥取のオカマバー『エンドレス』のノブちゃん
本当にありがとうございました。