ども、ジュニアヘビー級にも満たない岡田達也です。



現在、一緒に稽古している吉田メタルの体はすごい。
本人の話では185cm、85kgあるそうだ。
身長も高いし、なによりそのパンプアップされた筋肉はお見事で
「僕、ラグビーやってます」と言われても納得するだろう。

あまりにも厚みのあるその体を見て疑問に思い訊いてみた。
「そんなに鍛えて、どうなりたいの?」

「プロレスラーになりたいですね(笑)」

スゲー。
40代半ばにしてプロレスラーになりたいと言って豪快に笑えるなんて。
なんかカッチョいい。
言うだけじゃなく、ちゃんとそんな体を作っている有言実行の度合いがいい。

一方……

ジョギングを日課にしているはずなのに、稽古で忙しくなるとすぐに休む
しかも筋トレが大キライ
オマケに休肝日無く飲んでいる僕の体は、それ相応の仕上がりになっている。
一言で言えばゆるい。
言い換えれば締りがない。
とくに脇腹周りにはプニプニと贅肉が付いていて、まるで常に浮き輪を抱えているようだ。

そこでメタルに相談した。
「大胸筋を大きくしたら脇腹の贅肉も目立たなくなるのでは?」と。

即答だった。
「僕に任せてください!」

 * * * * *

一昨日
稽古場の片隅で、腕立て伏せをやった。
たった10回を3セット。
いつもやってる普通の腕立て伏せなら何の問題もなくできただろう。
しかし。
椅子を使い高低差を作り、若干……、いや、かなり負荷が大きいやり方だった。

これが、きた。
しっかり筋肉痛が。
今、とんでもないことになっている。
手を洗うだけで胸の筋肉が揺れるのだが、これが笑うほど痛い。
小走りすると胸が揺れるのだが、これまた痛い。

なるほど。
ちょっとの工夫でこんなにも負荷は変わるのか。

「回数をひたすらやるような根性論は要りません。年齢的に考えても、効率よく、効果的にやらないと」

 * * * * *

芝居だって筋トレみたいに効率よく、効果的にできればいいのに。
少ない回数で見違えるように変わればいいのに。

だけど、こいつは、そうはいかない。
芝居という筋肉もなかなか手強い。


今、胸の筋肉痛と
どうすればこの芝居が面白くなるかを考えすぎて脳みその筋肉痛(?)になっている。

これらの筋肉痛が超回復したとき
僕の身体は一回りデカくなり
芝居は一回り面白くなっている
……はずだ。

今日も頑張ろう。



では、また。