ども、半端者の岡田達也です。



僕は中途半端な食感を好まない。

例えば洋菓子で言えば「カヌレ」とか「マカロン」。
いや、もしかすると中途半端という例えはおかしいのかもしれないけど、僕にとってはそう感じられる。
どちらも共通して言えるのは、口に入れた後
「えーいっ! ハッキリせんか、この軟弱者めっ!」
と叱ってやりたくなる。
食感ではなく味を愉しめばいいんだろうけど、なんだかモヤモヤする。

駄菓子で言えば「グミ」もそうだ。
「えーいっ! クニュクニュしよって! オマエはさんはどうなりたいのだ? この半端者めっ!」
と喝を入れたくなる食べ物だ。

 * * * * *

稽古中
高杉真宙くんは、出番の合間に自分の席に戻ってきては何かをゴソゴソしている。
なんだろうと思って見てみると、必ずグミを食べているのだ。
その姿がとても可愛い。

リスがどんぐりを食べるように
ラスカルが角砂糖を食べるように
しゃがんでグミを食べる真宙は小動物に見える。

「オレのものはオレのもの、他人のものはオレのもの」
がポリシーである僕は、それを見ていると急にグミが食べたくなった。
普段は大して興味が無いくせに。

僕は真宙にグミをねだった。

真宙が僕を恐れて……
いやいや、
真宙は良い子だから「どうぞ食べてください!」と言ってくれた。
47歳が19歳に物をもらう。
なんて酷い話なんだろう。

さておき。
久しぶりに食べたグミは想像以上に美味しかった。
なんだか昔食べたグミと違って感じたのだけど。
気のせいだろうか?
味も食感も進化しているような気がする。

その後、僕はコンビニに行ってグミを3袋買った。
さっきもらったお礼に2袋を真宙にプレゼント
そして、一つは自分のために。
自分でグミを買うなんて。
何年ぶりだろう?


真宙、ありがとう。
おかげで苦手だったはずのグミがおいしく感じるよ。
でもね、間食しすぎはいかんぞ。
しっかり主食を食べるようにね。



では、また。