ども、関節技の使い手ならヴォルク・ハンが好きだった岡田達也です。
『裸絞』という技がある。
別名『チョークスリーパー』。
柔道、格闘技、プロレスなどで使用され
相手の首に腕を回し気管を締める、という技。
なんにせよ、相手の首を絞めるのだ。
危険な技であることは間違いない。
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平田裕一郎という俳優がいる。
長崎出身で、板前のアルバイトをしながら俳優になるチャンスを探していたという頑張りや。
びっくりするくらい笑顔がナイスな男の子だ。
今回の芝居で初めてお会いした。
もちろん初共演、しかも今までの彼の芝居を観たこともない。
そんな距離感だ。
平田裕一郎くんのブログ
『深まる日々に微笑みを』
http://ameblo.jp/hirata-yuichiro/
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稽古場には人がいる。
人がいれば自然と役割ができる。
学校だって、職場だって、どこだってそうだろう。
ボケる人
ツッコむ人
回す人
仕切る人
引いて見てる人
黙って仕事をする人
そして、何より大事なのが「いじられる人」
いじられる人がいると空気が和らぐ。
「いじられる」は「いじめられている」のとは違う。
「いじられる」のは「愛されている」と同意語だ。
……と思っている。
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昨日。
稽古場で平田くんが隙だらけだった。
僕は思わず背後からチョークスリーパーを仕掛けた。
体が自然に反応してしまったのだ。
「く、苦しいっ!」
平田くんはすぐにタップした。
「ビックリした―! 達也さん、なんでいきなりスリーパーなんですか!」
「いや、裕一郎の背中がガラ空きだったから……」
「そんな理由ですか! さっきもね、メタルさんにいきなりスリーパーされたんですよ! 何なんですか、グスタフ役の二人は! 何で同じ技を僕に仕掛けてくるんですか! あなたたちはジャイアンだ!」
「あぁ、オレ、劇団ではジャイアンって呼ばれてるんだ」
「!!!!!」
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チョークスリーパーなんぞ、誰にでも仕掛けられるものではない。
本人たちも楽しくて
しかも周囲が笑ってくれる、というのが絶対条件だ。
平田裕一郎
同じ日に、時間差で、先輩二人にチョークを決められるとは。
間違いなく、ヤツは「持っている」。
この魅力を全開にするために、さらに仕掛けていこうと思う。
裕一郎、今日もよろしくね。
では、また。
オマケ
まるで男子校だな……