ども、黒柳達子こと岡田達也です。



昨日は『TRUMP』のパンフレット撮影。

ちょっとだけネタバレになるけど……

僕の二役は「ゴリゴリの鬼教官」と「ヤワヤワのオカマ教官」。
つまり、その2パターンを撮影した。

鬼教官は良い。
ちょっとハードなメイクとハードな衣装で仕上げていただきそれらしくなった。

問題はオカマ教官のほうで。

僕はいたってノーマルな人間なので女装願望はない。
若いころオカマバーでボーイをやったことはあるし
新宿二丁目に飲みに行った経験はある。
(十分じゃないのか?)
あと、強いて挙げれば
子供のころ母親の除光液の匂いが好きで、クンクンかいでいたら死ぬほど怒られたことがあるくらいだ。
(良かったな、止めてもらって)

が、自分が“そちらの世界”に憧れたことは一度もない。

メイクさんが僕の顔をいじり始めた。
ファンデーションは良い。
これは男優さんも塗る。

次は……
アイメイクだ!
なんだ、これ?
何を塗りたくっているんですか?
そんな何重にも?
色を混ぜてるし!
ん?
目の周りが黒くなってきたぞ?
俺はパンダか?

ん?
それはなんですか?
ビューラー?
ちょ、ちょっと!
人のまつ毛を曲げないで下さいよ!
え?
こうしないと女性っぽくない?
すみませんね、僕、男なもんで。

おおっ!
次は付けまつ毛ですか!
47歳にして初めての挑戦ですよ!
ちょ、ちょっと、メイクさん!
そんな大きなまつ毛を付けるんですか?
え?
上に二つ、下に一つ?
そんなに?
うわっ!
お、重いです。
ていうか邪魔です。
目が開けにくいです。
え?
ガマンですか?
そりゃ仕事ですからガマンしますけど。
ん?
世の女性はみんなこれをガマンしてるって?
あぁ、そうか。
女の人はすごいな。

数十分後。
一人のオカマ……
いや、女性が誕生した。

その姿を見た吉田メタルが言った。
「く、黒柳徹子! いや、黒柳達子だ!」


パンフレットの出来をお楽しみに。



では、また。