ども、ジャイアンなのに新人の岡田達也です。



最近あまり使わなくなったけど
僕は自分のことを「永遠の新人」と呼んでいる。

誤解してほしくないのだが……
後輩たちが僕より偉くしていい、ということではない。
そんなこと、想像しただけで爆発しそうだ。

例えば
畑中智行が僕に対して偉そうにしたら、ヤツの体を東京スカイツリーに吊り下げてサンドバッグにするだろう。
例えば
三浦剛が僕に対して偉そうにしたら、ヤツの体をイースター島に埋めて新たなモアイ像に加えることになるだろう。

あくまでも
「いつまでも若い精神と肉体でありたい」という願望
「いつまでも謙虚にいたい」という願望
そのようなことだ。

 * * * * *

昨日、『TRUMP』の顔合わせが行なわれた。

キャラメルボックスだけではなく外部出演の時こそ「永遠の新人」であることは大切だ。
身も心も若々しく。
謙虚でいよう。
そう思っていた。

稽古場に高杉真宙くんがやってきた。
驚いた。
何かがキラキラしていた。
後光が差しているわけではないが、白いオーラに包まれている感じだ。
「達也さんだけは場当たりでもメイクしてくださいね!」
と、照明さんに注意されるほど黒い顔色と黒いオーラしか持たない僕には眩しすぎた。

続いて早乙女友貴くんがやってきた。
驚いた。
これまたキラキラしている。
一度しか会ったこと無いのだが、ちゃんと僕のところに来て「お久しぶりです!今回はよろしくお願いします!」と挨拶してくれた。
畑中智行がいつも挨拶が遅いので僕の渾身のタイキックを喰らっているのとは大きな違いだ。

聞けば二人とも19歳だという。
それでいて二人とも芸歴は長いので新人とはいえない。
しかし。
間違いなく「精神も肉体も若い」のが伝わってくる。
そこにウソはなく、紛れも無く本物の若さだ。
オマケに謙虚さもある。

……えーっと
この感じをコピーすれば良いのかな?
そうすれば永遠の新人でいられるかもしれないな……

ハッ!
いかん!
この考えこそが、世慣れしてしまった人間の考えることではないか!
新人らしさのカケラも無いぞ!


稽古後の懇親会にて。
「それではこの座組で最年長の岡田達也さんに乾杯の音頭を取っていただきたいと思います」

僕は何かをしゃべりながら心のなかでつぶやいていた。
……オレは永遠の新人だ、と。



では、また。



追伸

今から仙台に参ります!

『水平線の歩き方』
電力ホールにて19時開演です。

詳細はこちらからどうぞ。
http://www.caramelbox.com/stage/halftime2015/greeting.html

お待ちしています!