ども、岡田竜也ではなく岡田達也です。



大阪で我々が一時間の芝居の二本立てをやってる中
東京ではクリスマス公演『BREATH』の稽古が始まったらしい。
この劇団、恐るべし行動力だ。

今「恐るべし」と書いた。
しかし。
本当の「恐るべし」……
いや、「恐怖」は別にあった。

キャラメルボックスのメンバーでは一通り盛り上がった話題なので、すでに枯れ始めている話題だが、みなさんにもご紹介したい。

それは
10月15日、クリスマス公演の稽古開始日につぶやかれた一つのツイッターが発端だった。
ツイートの主は三浦剛だった。


「本日よりキャラメルボックス30thクリスマスツアー
『BRESTH』の稽古スタート!
新作なので、どんな話なのか僕も楽しみです。
神戸・新潟・東京と行きますので、お近くの方は是非是非お越し下さい!
http://www.caramelbox.com/stage/30th-5/


……惜しい。
三浦よ、スペルが間違ってるぞ。
僕だって英語には疎い。
綴りを間違えることだって多々ある。
しかし自分の劇団の新作のタイトルだぞ。
しかも稽古開始の意気込みを伝えるツイートじゃないのか?

しばらくして訂正が入った。


「すみません、先ほどのキャラメルのタイトルのスペルが間違っていました。
正しくは 『BRESATH』です。
失礼しました。」


おーーーーーいっ!
おーーーーーいっ!
おーーーーーいっ!

もしもーーーしっ!
もしもーーーしっ!
もしもーーーしっ!

なんでやねんっっ!
なんでやねんっっ!
なんでやねんっっ!

僕は少なくともタブレットに向かって
三種類×3回ほどのツッコミをいれた。
そして笑い転げてイスから落ちた。

そして思った。
「アイツ、持ってるな~!」

しばらくして訂正が入った。


「またまたすみません!!
先ほどの修正したつもりのスペルも間違ってましたm(__)m
Sを消し忘れてました(>_<)
今度こそ、正しくは 『BREATH』です。
失礼しました。」


大丈夫だ。
三浦剛のお馬鹿は少しも揺らいではいない。
盤石だ。

これは大きな武器だ。

誰だってバカだと思われたくない。
バカをひた隠しにしたがるのが普通だ。
しかし、こうやってバカがこぼれると
いや、毛穴からにじみ出ると
いや、大開放されると
人に笑われて、愛されるきっかけになる。

うん。
三浦はその道を極めるが良い。

しかし。
クリスマス公演の座組に一抹の不安を感じたのも事実だ。
タイトルを覚えていないメンバーが混ざってて大丈夫なのだろうか?

いやいや!
そんな心配する前に、今の芝居でお客さんをいっぱいにしてクリスマスに繋げるのが僕の仕事だ
ろう。


大阪公演、今日と明日の二日間です。
「評判を聞いてから来場を決めよう」という方はツイッターで検索してみてください。
たくさんつぶやいてもらってますから。

あっ!

『氷平線の歩き方』ではなく『水平線の歩き方』です。
『黄身をおくる』ではなく『君をおくる』です。

みなさんもワードにご注意ください!



では、また。