ども、生きて帰った岡田達也です。



今までにたくさんの役を頂いてきた。

その役たちに優劣を付けようとは思わない。
だけど思い入れの違いは多少なりともある。
(人間だもん。許してくださいな)

『水平線の歩き方』の岡崎くん。
何度も何度も書いてるけど
この役には僕の幼少時代の経験が「これでもか!」と放り込まれている。
おかげで
舞台上で役を演じているんだか
自分の人生を語っているんだか
わからなくなる。
そりゃ思い入れも強くなるってもんだ。

ま、僕はラグビー未経験者だけど。

 * * * * *

今までにたくさんの役を頂いてきた。

もちろん一番多くの役を書いてもらったのは成井さんだ。
当て書きだったり、原作ものだったら「岡田達也が出来そうな役を」と考えてもらったり。
だけど一人の人間に当ててもらうには限界がある。
だから客演することで全く違う役に出会うチャンスを得たりする。

『君をおくる』の松尾くん。
今回は客演ではないけれど、脚本家をお迎えすることで普段とは違う役に出会うことができた。
少なくともキャラメルボックスでは演じたことはない役回りだ。
これが「岡部尚子さん的な優しい当て書き」なのか
“できるものならやってみろ!”という「岡部尚子さんからの厳しい挑戦状」なのかはわからない。
が、足掻いているのは苦しくも楽しい。

 * * * * *

昨日、グローブ座で初日の幕が開いた。

両作品とも、今、自分のできる仕事は目一杯やったつもりだ。
どこまでお客さんを連れていくことができたのかはわからないけど
この二つの役を大切に客席に届けることはできたんじゃないか、と思う。

 * * * * *

いつもなら「片方だけでもかまいませんので……」と宣伝するのだけど
今回は「可能ならば両方を観てくださいませ!」と謳っている。

それは
“8人で両方の作品を創っている”からこそ生まれる何かを、僕が勝手に感じているからかもしれない。

でもでも、これだけは言っておきます。
ももこちゃんも、綾ちゃんも、大内も、じっきーも、小多田も、樹里も、近藤も
まぁそれはそれは魅力的に見えるのです。
(少なくとも舞台上から見るとね)

嘘だと思うなら劇場にお越しください。
僕の贔屓目じゃないと思いますよ。

今回のお芝居は上演時間も上演期間も短いのです。
ご注意を。



では、また。