ども、彼のフルスイングが大好きだった岡田達也です。



プロ野球
この時期に付きものの引退のニュースが聞こえ始めた。

これはいつだって寂しい。

球界最年長の山本昌投手
名捕手、谷繁捕手
メジャーでも活躍した斎藤隆投手など、
今年もたくさんの名選手が引退を発表した。

そんな中、ガッツこと小笠原選手の引退会見の言葉が印象的だった。

「生涯現役と思っていて、野球への情熱は消えないが、自分のイメージしたプレーと現実とのギャップが少しずつ出てきた」

まぁ、スポーツ選手なら誰もが感じることなんだろう。

かく言う僕だって、若い頃ほど速くは動けないし、数日で治っていた痛みが長引くことも多くなった。
きっと体力は落ちてきている。

なんだけど……

芝居に関して言えば
「自分のイメージしたプレーと現実とのギャップが少しづつ出てきた」のではなく
やっとこさ
「自分のイメージしたプレーと現実とのギャップが少しづつ埋まってきた」ところだ。

デビューして数年
自分のビデオを見るたびに、口があんぐりしてしまうほど
「ちがう、ちがう! オレはそんな演技してるつもりじゃないよ!」
「あれ? なんでだ? これは本当に自分なのか?」
「こいつはパーマンに間違いない!」
など、現実を受け入れられないほどのズレがあった。

やっと、やっと
少しずつ、少しずつ
思っているものと、表現されているものが近づいてきた。

このまま頑張って、もっともっと誤差を埋めていきたい。


加齢がマイナス要素だけとはならない演劇界にいるのだから
そこに感謝し精進しないと。

 * * * * *

引退するみなさん、お疲れ様でした。
こっちはもう少し頑張ります。



では、また。