ども、早くも通した岡田達也です。



先日こんな日記を書いた。

『水平線の歩き方』誕生秘話
その1 http://ameblo.jp/okada-tatsuya/entry-12073287869.html
その2 http://ameblo.jp/okada-tatsuya/entry-12073665003.html
その3 http://ameblo.jp/okada-tatsuya/entry-12074014113.html

初演のとき、こっそり通してみたら74分かかった、というお話。
それから芝居のテンポアップ、台本のカットにより60分強まで短縮することができた。

そして再演のとき。
このとき、実は62分前後で上演している。
初演のときより2~3分長くなっていたのだ。
これは成井さんから「歳をとってゆっくり見たいシーンが出てきた」との演出の変更があったためで、つまりは演出家も出演者も大人になったことに原因がある。

そして今回。
昨日、早くも一回目のランスルーが行われた。
ランスルーといえどももはや「通し稽古」と言っても差し支えない。
ランニングタイムが70分あった。

……ん?
……な、ななじゅっぷん?

この芝居、8人出ている。
3人が初登場
1人が二度目
そして残りの4人が三回目の出演になる。
5割のメンバーの体の中に何十ステージ、
いや、稽古を含めれば何百回ぶんの『水平線の歩き方』が染み込んでいるはずだ。

それでも?
それなのに?
ところがどっこい?

何と言えば良いのかわからないが驚きのタイムだった。

まさかとは思うが……
気付かないうちに最初のシーンを2回やっていた
あるいは
誰かが稽古場の時計をこっそり進めていた
あるいは
全員でタイムリープしていた
……そんなことはないか。

もしかして、
我々が「大人の芝居」を通り越して「老人の芝居」になってきているのか?

……いやいや、そんなはずはない。
……と、思う。

他意はないが、今日は石川寛美先輩が愛飲している『若甦』という薬を飲むことにしよう。



では、また。