ども、そうめんよりひやむぎ派の岡田達也です。



『秘密のケンミンSHOW』というテレビ番組を見ていた。
なんでも山形県南部の人たちは、そうめんに鯖の水煮を入れて食べるのが大好きだそうだ。

ええっ!?
めんつゆに鯖缶?

そこで驚いているとさらに追い打ちが。
仕上げに納豆を足して食べ始めてるではないか!

す、すげー。
確かに「料理は足し算」とも言う。
だけど。
なんだこの組み合わせ?
いったい誰がやり始めたんだ?

僕の中の常識を超えている食べ物だ。

 * * * * *

今、芝居の稽古をしている
と、いろいろ問題が出てくる。

「ここはどう解釈すればいいのかな? わからん!」
「このセリフはどう言えばいいのかな? わからん!」
「この流れはおかしいんじゃないか? ありえん!」

と、こんなかんじだ。

だけど思うのだ。
所詮、他人が書いた脚本なのだから、すべてを理解できなくて当然だと。

なのに
ついつい自分の常識でジャッジしてしまい「これは無いわ」と突っぱねてしまってることが多いなぁと。
そうはなりたくないと思いつつも、どうしても頭でっかちになってしまう。
それでは、自分で脚本解釈の可能性を勝手に狭めてしまっている。

 * * * * *

僕の日常生活では「めんつゆと鯖の缶詰と納豆を足して」食べることはしない。

でも、演劇だったら
「その組み合わせは無いだろう」ではなく
「とりあえずやてみるか」という姿勢でやってしまえばいい。
まずければヤメればいいだけだし。


「常識的に考えて」と
「常識だけではつまらない」を両立させると……
面白そうなものができそうな、そんな気がしませんか?

あ、それを考えるのは私たちの仕事ですな。



では、また。



追伸

今夜はそうめんではありません。