ども、モフモフしたい岡田達也です。



劇団の後輩、畑中智行と映画を観に行った。




意外に思われるかもしれないが……
畑中はキャラメルボックス一のインドア派だ。
舞台の上ではあれだけ元気良く動くのだから、普段もさぞかし賑やかな毎日を過ごしているように思われがちだが、真逆だ。
基本的には自分の部屋で静かにゲームを楽しんでるときが幸せらしい。
料理も興味が無いらしく、コンビニでアメリカンドッグを買えばそれで十分。
酒も飲まない。
(最近はお付き合いで一杯くらいは飲むようになってきた。すごい変化だ)

そんな奴の何番目かの趣味が映画鑑賞。
もしも映画好きでなかったらヤツは部屋から一歩も出ないで生きていたはずだ。
想像しただけで恐ろしい。
きっと部屋の中でキノコにでもなってたんだろう。
うなぎ犬のような形をした黒いキノコ……

……良かった、映画があって。


僕は畑中ほど映画を観ていないので一概にいえないけど、
わりと映画の趣味が合う。
『テッド』もそうだけど
『少林サッカー』のようなバカバカしいものから
『キック・アス』のようなスーパーヒーロー物まで
「こいつは面白い!」って作品がピタッと一致する。
例えば上に挙げた三本だけでもわかるように、二人ともブラックな笑いが混ざっているものが大好きなのだ。

だから、とてもズルいんだけど僕はヤツを頼りにする。
観ようか観まいか悩んでる作品が出てきたら
「畑中、○○の映画はどうだった?」
と尋ねる。
すると畑中が
「あぁ、それは達也さんは観なくて良いです」
とか
「あれはね、達也さん、間違いないです!」
など、ちゃんと僕の嗜好を踏まえた上でジャッジしてくれる。
そして、その判断が外れたことがない。

とても重宝している。
持つべきものは趣味の合う後輩だ。


僕はいつの日か「吉田類さん」の後を継ぐ。
畑中智行よ、おめーさんは「淀川長治さん」の後を継げ。

そしたら二人で「映画居酒屋」でも開こうぜ。



サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。