ども、花道を歩いてみたい岡田達也です。



先日、友人の計らいで歌舞伎を初体験した。

正直に言うと……
伝統芸能にはどうにも壁の高さを感じていた。
「ちょっと小難しいんじゃないかな?」
「オレの頭では理解できないかも……」

が。
ちゃんとイヤホンガイド(有料)なるものがあり
ストーリーだけでなく、配役、屋号、衣裳、道具、見所、
そして何より“歌舞伎ならではの約束事”もドンぴしゃのタイミングで解説してくれるのでノーストレスで観ることができた。

それに。
驚くような舞台転換だったり
ため息が出るくらい絢爛な衣裳だったり
それだけでも十分に「銭が取れるなぁ」と思えるし
さらには
市川猿之助のスーパーな早替えだったり
市川海老蔵のダダ漏れしている色気だったりを目の当たりにするだけで興奮する。

大変失礼な話だが
海老蔵など、僕は六本木やら灰皿やらテキーラな印象しかなかった。
が、生で板の上に立っているところを見たらガラッと変わった。
あの色気はすごい。
取り締まった方が良いレベルだ。

素人意見だけど
きっと歌舞伎って目の保養でもあるんだろう。
それだけでも十分に価値がある。

僕は歌舞伎座の回し者ではないけど
もしももしもチラッとでも興味があるなら一度は観た方がよろしいかも。
『一幕見席』という格安のチケットもあるようなので。

 * * * * *

難易度は高いと思うけど、いつの日か
「おもだかやっ!」とか
「かしわやっ!」とか
「こうらいやっ!」などの
屋号の掛け声をマスターして言ってみたいものだ。
あれがあると楽しさが倍増する。

あ。
でもキャラメルボックスの舞台で僕が出たときに
「たつやっ!」
とかは言わないで良いです。
どうかそっとしておいてください。



では、また。