ども、パシリ岡田達也です。



『グループる・ばる』に出演させてもらっている。

お三方の平均年齢は65歳
ゲストの木野花さんはさらに上
同じくゲストの小林さんと野添さんは50歳越え。
つまり、僕が、出演者の中で唯一の40代だ。

若造である。

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演劇未経験
体は固い
ダンスは踊れない
セリフは棒読み
何よりセリフをしゃべりながら動けない
そんな超が付くド素人でデビューしたのが24年前。

24年という数字はけっして短い時間じゃない。
さすがにセリフをしゃべりながら動けるようになった。
(いまだに体は固いし、ダンスは踊れないし、セリフはフワフワしているが……)

時間をかけて、努力らしいことをすれば、ちっとは獲得できるものはある。
きっとある。
……のだと思う。

それはそれで大切に育てれば良い。

なのに、僕のような人間はすぐに天狗になる。
(実際の鼻は低めだが……)
何かが手に入ったような気になって、ついつい芝居を語ってしまうときがある。

劇団でもずいぶんと上の方になってきた。
後輩もたくさんできた。
その子たちの芝居を観ていて
「ああすればいいのに」「こうすればいいのに」
なんてエラそうに思うこともある。

 * * * * *

る・ばるのお姉さん方は偉ぶらない。
絶対に。
キャリアを考えれば、彼女たちから見たら僕なんか小僧である。
だからいろいろ注文してもらってもおかしくない。
だが、その謙虚な姿勢は崩れることがない。
「まずは自分たちがちゃんと芝居をできるように」
と常に口にする。

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このタイミングでる・ばるさんに出られて良かった。

後輩がいることによって責任感を持つこと
先輩がいることによって学ぶこと

上手くなっていくためにはその両立が必要なのだ。

ひょっとすると俳優は
“永遠の中間管理職”でいたほうが良いのかもしれない。



では、また。