ども、珍しくドラマを楽しみにしている岡田達也です。
僕はあまり連ドラを観ない。
(ドキュメンタリーが好きなのです。終わっちゃったけどNHKの『地球イチバン』とか大好きでした)
そんなドラマ音痴(?)な僕が、楽しみにしている番組が放送されている。
TBSテレビ60周年特別企画
日曜劇場『天皇の料理番』
番組HP
http://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/
昭和天皇の料理番を務めた男性の生涯を描いたドラマ。
実はこのドラマ、1980年にドラマ化されている。
僕が小学6年生の時。
たしか母親が見始めて、僕もつられるように見るようになったんだと思う。
毎週二人で楽しみにしていた。
* * * * *
20代前半の頃だったろうか。
友人たちと話をしていて「人生で一番好きなドラマは?」という話になった。
『東京ラブストーリー』とか
『101回目のプロポーズ』とか
流行りのドラマの名前が次々に挙がる中で僕は自問自答していた。
なんだろう?
なんだろう?
自分が好きなドラマはそんなんじゃないな。
えーっと、えーっと……
あっ!あれだ!
僕は答えた。
「ちょっと古いけど『天皇の料理番』かな」
友人たちはポカンとしていた。
そうか、やっぱり覚えてないか。
でもね、面白かったんだよ!
細部を覚えてないから、何がって言えないけど……
なんか、とても、すっごく、面白かったんだよ!
……たぶん。
それ以来、僕は好きなドラマを訊ねられると『天皇の料理番』と答えるようになった。
* * * * *
もう観られる機会はないと思っていた。
それが35年振りに放送されると聞いてとても驚いた。
そして楽しみにしていた。
(実際には1993年にもリメイクされているらしいけど、そのことはまったく知らない)
今、録画してあるヤツを少しずつ追いかけながら観ている。
そもそも細部を一切覚えていない。
覚えているのは、上に書いたストーリーと
あとは堺正章さん、壇ふみさん、さんまさん、鹿賀武史さん、財津一郎さんが出ていたということくらい。
そのくせよくも「人生で一番好き」なんて言えたもんだ、と自分でも思う。
で、昨日録画を観ながら気付いた。
おそらく母親がいつも言っていたのだ。
「このドラマ、おもしろいね」と。
そうだ、そうだった。
僕は勝手に“擦り込まれていた”のだ。
間違いない。
これは母親の影響だ。
* * * * *
面白い。
とっても面白い。
ホッとした。
記憶の中で美化されてしまってるだけで、実際は面白くなかったんじゃないか?
そんな不安もちょっとあったりした。
お母さん、面白いですよ。
35年ぶりに観てて面白いです。
あなたの目は間違ってなかったです。
残りも楽しみにしていよう。
……親子だから嗜好が似ているだけなのかな?
では、また。